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空白の世界
毎日、毎日、普通の生活。起きて、ご飯食べて、寝る。それだけ。
あとは、学校とか他のこととか。何も楽しくない。
いつも同じ生活。こんな世界、早く終わらせたい。
『はぁ。眩しッ…。起きないと…。』
2階から1階に降りると、親がいた。
『おはよ、』
「おはよう。早く学校行かないと、遅刻するよ?」
『あぁ。分かってる。』
母親が言ったことに適当に返すと、私は2階に上がった。
学校の準備を済まして、私は学校に向かった。
(学校行きたくないなぁ…まだ宿題終わってないし、忘れてたって言わなきゃ...。)
『はぁ。』
信号を渡っていたら、
「危ないッ!!!!!」
『?』
キーーーーーーーーッ
「救急車を呼んで!!」
「この子、久山小学校の子じゃない?」
「グロすぎ…。」
「警察に連絡しないと…。」
どうやら誰かがひかれたらしい。
私はそんなの見てられないので学校に向かった。
『ひなちゃんー!おはよー。』
私は友達のひなのことひなちゃんに声を掛けた。
「何か、今さ、れのの声がしたような気がした。」
『もう!ひなちゃんからかわないでよ!!ww』
「気のせいじゃない?」
なんで、みんなして私をからかうの?
なんかみんないつもと違う。
「れの学校来るの遅くない?」
『えっ?そんなことないよぉ。』
「確かに!今日遅いよね。まだ来てないもんね!」
『え?私今ここにいるじゃん!なんでそんなに...。みんな私の事見えてないの?ねえ?』
「てかれのってさ、少し性格悪くね?」
「は?男子やばっ!!ww」
「れのがいないからって悪口言わないでwww」
「ウケるww」
『...?』
私は何が起きているのかが分からなかった。仲良かった3人にも無視されるし、
男子達にも馬鹿にされるし、みんなして私をいじめようとしているのか。
「あ、もうチャイムなるよ!」
「ほんとだ。戻ろかー!」
「ばいばーい!また後で」
なんでみんなして私をいじめるの…?
主役の女の子の名前は、「田中れの」です。
小学六年生の少し元気のない子。