公開中
ゲーム世界と現実世界を行き来できるって楽ですよね〜わからなかっときの対処法〜
美空。
1.プロローグ
「じゃあとよろしくね〜」
時刻17:00。俺は上司から仕事をぶん投げられた。
「わっかりましたっ!」
自信満々スマイルな表情を作り、なんとかウザ絡みを抜け出す。
(さて、何時までに終わるかな、、、、)
さあ、地獄の残業タイムのスタートだ。
2.夜のお仕事
「やっと終わったーーー!!」
地獄22:00。あれから何時間経っただろうか。もうこの建物内には誰もいなくなった。
「さっさと帰ってビール飲もっと!」
達成感で俺は機嫌が最高に良かった。スキップしてしまうほどに。
(あ、今日はすいかさんとの約束があったっけ。)
俺には社畜(笑)のほかにもう一つ職業がある。
「ぴーなっつさん、今日もよろしくおねがいしまーす!」
家に帰ってすぐ、ビール片手にパソコンと向き合うと、ヘッドホンから可愛い声が聞こえてくる。
「すいかさんよろしくね〜」
俺のもう一つの職業それは、、、
「今回の大会もぴーなっつさんとなら優勝できそうですね!」
『ゲーマー』である。
「俺もすいかさんがいたらめっちゃ心強い!!」
自分で言うのもなんだが、まあまあ有名な方だと思う。大会ではいつも上位に食い込めるくらいの実力はある。本気でゲーマー活動をしている人とも肩を並べて戦える。
「でもすいかさんも強いでしょww」
今一緒にやっているすいかさんもなかなかのやり手で、2人でやれば最強と界隈では有名だった。仕事は辛いが、夜の子の時間さえあれば頑張れる。まあまあ充実した、楽しい毎日を送っていた。
◇◇◇
「今日はありがとうございました〜!!」
「こちらこそありがとね!」
それぞれお礼と感想を言い合い、お疲れさまでしたとVCを切る。
(ふ〜今日もお疲れ様!自分!)
時刻深夜1:30普段はこの時間に眠らないゲーマーたちも、自然と眠りについた。しばらくしてふと、湊は目を開けた。そこには、、、いつもプレイしているゲーム『メロウアニマ・デコイ』の世界が広がっていた。ただ、美しい草原も楽しそうなキャラクターたちもいなかった。ただ吹雪に包まれている雪山と、弱った人間。洞窟が広がっているだけ。それが『メロウアニマ・デコイ』だったからだ。
2.メロウアニマ・デコイ
人気ゲーム『メロウアニマ・デコイ』日本語に翻訳すると、甘い命・囮
ゲームの舞台は4万年前のヨーロッパ。クロマニョン人という人間の祖先が生まれた時代。クロマニョン人の一家に生まれた主人公アニマが、強く、勇ましかった家族の死をきっかけに、囮役になってしまう。そしてアニマは、他の人間の祖先、ネアンデルタール人の長、メロウに恋をしてしまう。なんとも背景ストーリーが重いゲームだが、それぞれの欲望、優しさが描かれていくキャラクターストーリを見ながら、オンラインで対戦ゲームをしてストーリーの続きや、選択肢によるエンド回収を進めていく。もうゲームではなくアニメで良くない?と誰しもが言うゲームっぽくない人気ゲームが、『メロウアニマ・デコイ』なのだ。
(ここって、あの『メロウアニマ・デコイ』の世界だよな?)
(流行りの異世界転生、いやゲーム世界転生か?)
なんだなんだと混乱していると、湊の前に薄い板、ゲーム表示板?がでてきた。
(なになに?あなたはアニマをいじめていた少年、ジーニです。ここからどういう行動を取り、どんな結末にするかはあなた自身です。 だと⁉)
湊は焦った。なぜなら全エンド回収を達成して、一番好きだった結末が、、、「バットエンドルート」だからだ。(あ、あぁぁ、、、ああああ!!!!俺は、俺は!!!!)
「どうすればいいんだあああぁぁぁぁ!!!!!」
◇◇◇
と、しばらく考えてみたものの、そのことを考えるともう一つの嫌なことが頭をかすめてしまう。もしかしたらここは夢ではなく本当にゲーム世界に入り込んだのではないか。そんな事を考えてしまう。
(いや、そんなことない!それに俺が現実世界俺がいなくても、大丈夫じゃないか!みんなしっかり自分で行動できてるし。俺なんかがいないほうが、、、)
最後はちょっとネガティブになってしまったが、ポジティブに前に進もと努力していた。
あとがき小説書きたいなぁ、、て思ってなんとなくで書きました!飽きっぽいのでワンちゃん続編きません!書いた人は現在風引いてます〜