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なんでよ。
私は今日ここから、居なくなる、はずだった。
『 なんでよ。』
あの子が、いたから________。
今日、飛び降りる。
「 もう嫌だ 」
飛び降りようとした。手が震えた。
でももう嫌。
さようなら。
って時にね。あなたが居たのよ。
「 やめなよ 」
三つ編みのかわいい女の子。
別にどうでも良かった。
でも先を越されたくない。
女の子は泣きじゃくっていた。
でも色々なことを教えてくれた。
どこかで聞いたような話。
『 その人は運命の人だったんだ 』
涙のなか笑顔であなたは語った。
なんでよ、なんでよ。
私よりもいいじゃない。
居なくなった?ふざけんなよ!
奪われた私の気持ちなんか知らずに
次の日
あの子は元気に登校していた。
良いな。良いな。
でもね
私はもう良いんだ。
今日こそは誰もいない。
私だけ。
あの子がいるわけじゃない。
昨日の震えが出てきた。
震える手で三つ編みを解く。
靴の上に遺書も。
そしてネットの上に立って思った。
『 私が一番嫌いだったのは、あの子だった 』
本家↓
『 わたしのアール 』