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君の愛を図る3
風莉が尚君にラブレターを渡して、1日が経った。答えは、未だ返ってきていない。
「ねぇー、優愛ぁ、返ってこなーい。私のこと、嫌いかな?」
優愛は困っている、ふりをしていた。なんせ、優愛も尚君が好きだから。
すると、尚君が手紙を持って、私(福原美甘)のところにきた。尚君は小さな声で、
「あのー、これを風莉さんに渡しといてもらえますか?」
と丁寧に言った。だが、私はそんなの関係ない。
「えー。せっかくラブレターもらったんなら自分で返しなよ。」
そういったんだけど、ちょっとにやけてたかも、、、
「いや、だって俺の本命風莉さんじゃないですし、、、」
「でも好きって言われただけいいじゃん。」
さすがに尚君も私にこんなに推されたらやるしかないと思ったのか、
「わかった。もう渡しに行ってくる」
と去っていった。私は風莉に視線を送った。風莉はばっちり受け取った。
「あ、あの。答え遅くなってごめんね。はい、ここに書いたから。、、、悪く思わないで」
あちゃー。尚君、それは冷たいよ、、、?それなのにも関わらず、風莉は嬉しそう。きっと、やったー直筆の手紙ーっと思ってるんだろう。
「ありがとー!」
風莉は少しも悲しみを見せない。いや、そもそも悲しんでないのか?
手紙の中身。
〔風莉さんへ
ごめんね、俺は好きな子が別にいる。でも、たしかに風莉さんからの愛が一番かもしれないね。それについては、感謝する。ほんとうに、ありがとう。友達として、これからもよろしく。〕
尚君、気を使ったのかな。やっぱり誠実な人は違うね。だから尚君人気なんだよぉ。
その様子を見た優愛は、、、はい、嫉妬してる。
「決めたっ!私尚君に告白する。」
優愛はそう言った。風莉とは違い、冷静だった。二人とも、本気すぎじゃんw
なんだか、私も尚君が好きみたいじゃんw
でも、怪しいんだよなぁ。私ももしかすると、尚君を気になり始めてる、、、、、、かも。たぶん違うけどね。
私はどれだけ大きな愛だったとしても、受け取らない。なんか、わがままだけどそれが私。でもどうやら風莉とか優愛とは違うようだ。
「いつ告白するの?」
「今日の夕方。放課後呼ぶ。」
優愛と風莉はその話に夢中だ。
尚君は、もう知らないふりをしている。私は、尚君が風莉に渡した手紙を見つめた。なんてきれいな字なんだろう。丁寧だなぁ。優愛は手紙にしないんだぁ。たしかに、こんなにきれいな字でもらったら、ほしいかも。
夕方。私と風莉は、静かに見守った。優愛ったら、校庭で告白するらしいよ、、、、、
はーい、4に続く!
読んでくれて、ありがとう。
個人的に私は風莉推し♡
みんなの推しは?
倉橋尚の妹、結月とかも推してくださって大丈夫!