転生したら○○の妹になってました？！＃prologue

私は夜月星来。高校３年生でバリバリの受験生。 私の家では「ちょこ」という犬を飼っている。 親がどうしても飼いたかったらしい。 私は特に興味もなかったので 「お世話自分でするんなら飼っていいと思うよ」 という提案をしたんだけど… 飼って１年。 お世話は私に押し付けられた。 こうなることわかってたからわざわざ提案したのに… ちなみに今は散歩中。 ほんとなら受験生だし家で勉強していたかったけれど 親に頼まれてしぶしぶだが散歩に行ってあげることにした。 もう…受験まであと２か月だよ？ せめて受験終わるまでは自分たちでお世話してよ… そんなことを考えながらのんびりと歩いていたら さっきまで私の手に握られていたリードがするりと抜けていた。 慌ててあたりを見渡すが、ちょこらしき犬はいない。 自分が欲しくて飼った犬ではないけど、やっぱり心配… そう思ってあたりを何度もきょろきょろと見渡す。 ！！ いた！けど… あそこって横断歩道だよね…？ 車来てる…轢かれるんじゃ…っ ﾀﾞｯ 早く逃げなきゃ轢かれちゃう… ぎゅっ ちょこ…っ！もう大丈夫だよ！ そう思って立ち上がると どんっ 奥から出てきた車にあっけなく轢かれてしまった。 あ…ぁ…もう…無理… ？「ねぇねぇ、起きて～！もう朝ごはんできたよ～？」