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怪物
?「まぁこの椅子に腰をかけてゆっくり話そうか」
零「は…はい」
私以外に3人も人がいるなんて…
今、声をかけてきているのは年配の男性だ
服はボロボロで体は傷だらけ、髭も凄い生えている
そしてもう1人はカフェのカウンターで飲み物を振っている男性でおそらくバーテンダーだろう
若いがバーテンダーとして長年やってそうなほど飲み物を振る腕が凄い
最後の1人は本を読んでいる女性だ
静かで大人しそうな雰囲気が出ている
?「後、私のことは…おじいさん、とでも呼んでくれ」
零「私は藍成 零です。おじいさん…?名前って…」
おじいさん「名前…もう忘れてしまったな…」
零「え…!?」
おじいさん「何年もわからないほどずっと昔から閉じ込められているからね…」
零「そうなんですか…って!」
零「そんな出れないもんなんですか!?」
おじいさん「さっき君は会わなかったのかい?怪物…に」
零「怪物…?足のない人形になら会いましたけど」
おじいさん「それが怪物だ。それは無害だがな」
零「無害…じゃあ危害を加えてくる奴もいるんですか?」
おじいさん「あぁ、もちろん。あそこに扉があるだろ?あそこの先に有害な怪物がいるぞ」
おじいさんは私が来た扉とは違う、重そうな扉を指さした
おじいさん「君が来た道は怖いが無害な怪物しかいない道だ。運が良かったな」
零「そうなんですか…あっ!」
そういえばあの「変な館から出れなくなって数年のワイに質問あるか?」というスレのイッチは
ここに居るはずだ…よね?
零「他に人は居るんですか?」
おじいさん「今、は君と私と|隼人《はやと》さんと|彩《あや》さんだけだ。まぁ…つい最近|速道 菊途《はやみち きくと》という奴がいたがな…」
零「どうしたんですか?」
おじいさん「亡くなっていたよ。あのさっき指を指した扉の先で。彼のスマホは掲示板が開いてあったな」
零「まさか…」
本当に亡くなっていた
怪物とやらに襲われて
そう考えるとゾッとした
おじいさん「…だからあの扉の先は行くんじゃないよ。彼と同じ目に遭う」
零「………あの〜…ここから出るには…」
おじいさん「出るなんて…到底無理だよ」
零「そんなっ!」
おじいさん「出る道はあの例の扉の先にしかない。来た道はいつもは閉ざされているしもし空いていても高すぎて人じゃ普通に登れる物じゃない。」
おじいさん「例の扉は危害を加えてくる怪物がいる。出ると言って行ったら死にに行っているもんだ」
零「え…あぁ…そんな…」
おじいさん「私も若い頃は出ようと必死だったよ。でも年もあるし怪物が人間で太刀打ちできないほど強いから諦めたよ。幸い不思議な力で行きていけるほどの物はあるしね」
出れない、聞きたくなかった言葉を聞きがっくりとうなだれる私
この先…どうすれば良いのか…