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自分のBL小説のキャラにした人が実は腐男子でした...
どうも!!魅霊から妖岱になった主です。とりあえず、きりいいとこできってあります。長いので頑張ってください。では!!
「はぁ...ない...ない...」
なぜいい歳のOLがこんなこと言ってるかって?それは、小説のネタがないからなんだ!!私は、24歳OLの|高槻礼奈《たかつきれな》。とある小説サイトでプチバズリ中の、「甘くて切ない」略して|甘切《あませつ》というBL小説を書いている。そして、新シリーズをリクエストされていたので書こうと思ったけど...ネタガナイ...。リクエストの冷徹ドs男子とか...純粋可愛い系男子とか...あったことないし、漫画とかでは見たことあるけど全年齢で書くの難しすぎる...。
「誰か助けてくれぇ!!」
「姉ちゃんうるさい!!」
「あ...ごめん」
私を姉ちゃんと呼ぶうるさい妹は、|朝海《あさみ》という。二個下で一緒に住んでいる。たまたま同じ大学にいくことになったからだ。そして、私の小説の絵師さんでもある!!絵がすごくうまい!!ソノウマサワタシニモワケテ...
「また、あのリクエストのこと?」
「あぁーうん...ウゥー」
「そんなになるなら簡単に受けるんじゃないよ」
朝海は淡々という。そんな簡単な事じゃないってのに!!
「周りの人たちをアレンジして使ったらどうなの?姉ちゃん」
「それいいね!!」
うん。私の妹は頼りになるねぇ
---次の日 会社にて
周りの人を使うだったね。どこかドs男子として使えそうなやつはー?
「おい、これ間違ってる。早く作り直してこい」
一番に目に入ったのは、|朝霧 蓮《あさぎり れん》。黒王子と呼ばれるぐらいにドs男子感がある。これはもってこいな奴だ!!早速使おう。
「ちょっと?高槻さん仕事に集中してる?」
「あ...すみません」
小説にちょっと入りすぎてたかな...仕事に戻ろう。あとは可愛い系男子の受けとかだったな...見つかるか?
---夕方
アウゥゥー
「大丈夫かな?高槻さん。朝から元気なかったし...」
「休まれたら困るんだけどww」
そこら辺の女子社員がしゃべってる。すみませんね!!
「あー高槻さんー?」
私の上司の、|正本《まさもと》部長が読んでるみたいだ。
「ハイ、なんでしょうか?」
「いやぁ、君に新しいプロジェクトに入ってほしくて。」
「分かりました。どのようなプロジェクトでしょうか?」
ちなみに、うちの会社はいろいろな会社のイベントなどの立案・進行していく仕事をしている。
「それが、○○ゲームさんのところのイベントなんだよ。大手だから頑張ってね?」
「ハイッ」
○○ゲーム、それは任天〇的なものだと思ってくれ。そして、BLゲームの路線を切り開いた会社でもある。神だ。最&高。がんばろっ
---家にて
「朝海!!○○ゲームから依頼が来てそのプロジェクトに私はいることになっただよ!!スゴクナイ?」
「まぁすごいと思うけど...ネタは?」
「あぁ...うん攻めは見つけた。」
「とりあえず、外見だけ作っといてあげたから。受け」
「アリガトウ。女神様よ。」
「感謝するぐらいなら書け。」
「ハイィ...」
えーと朝海が書いた受けの絵は、バッチリ純粋ってわかる感じだな。外見を簡単に言うと。ふわっとした白いマッシュルームヘアに、透き通るような水色っぽい(朝海がスカイブルーだと教えてくれた)目、身長は平均よりちょい低めで、全体的に可愛い!!これはすごいイイ。ここに、性格を付けていく。ってことで、できたのが|梨乃《りの》というキャラクター。性格はとにかく純粋ドジっ子という感じである。
「できたぁー!!」
「姉ちゃん声うるさい。」
「あぁーごめん」
「で?」
「とりあえずキャラ完成したぁー」
「よかったね。早く本編書いて。」
「...承知いたしました。」
「締め切り明後日だよー」
「死んだ...」
ちょっと昇天してこようかな...。っていうことで怒涛の締め切り厳守の二日間が訪れた。
---二日後
何とか...小説は完成させ投稿した...。これで投稿できなかったら死んでたわ...。そういえば、今日から○○ゲームのイベント企画進行のプロジェクト始まるんだったな。行かなきゃ。
「高槻さん。一緒に行きましょー」
このゆるふわ女子は、同期の|亜外 小夜香《あがい さよか》。暇な時とかに一緒にいる。まぁまぁな付き合いだ。小夜香もあのプロジェクト配属されてたのか。
「小夜香、久しぶりだな。」
「ですねー。最近忙しかったのでぇ。」
「まぁ、小夜香はエリート部署の営業一課だもんな。」
「でも、高槻さんもイベント企画部じゃないですか。」
あそこは、結構雑用部署として扱われやすいけどなっ!!
「まぁ、そこそこだ」
「そうですかぁ」
「ここだったな第一会議室」
「ですねぇー」
私が最近小夜香と疎遠になってた理由分かった気がする...。こいつ疲れるんだ。一緒にいると。よく今まで気づかなかったな私ww
「お前らか、イベント企画部のエリートと、営業一課の落ちこぼれは。」
「は?」
あ。小夜香切れたな。
「誰が落ちこぼれだって?」
「お前だよ。亜外小夜香。なんでこんないらん人材がいるんだよ。」
そして、小夜香をボロクソに言ってんのがやっぱり黒王子、朝霧さんだ。ってゆか私がエリートってなんでだ?
「じゃあなんで?こんな奴がエリートって言われなきゃなのよ。」
「はぁ、高槻はこれまで四年で二十個の営業を成立させてる。しかも、イベント企画部で、だ。」
「それは運がよかったからです。それに、あってそうそう馬頭するのはやめてくれますか?」
なんか礼儀のない人だなぁ。あたり強いし。
「はぁ?まぁ、とりあえず入ったものはしょうがない。座っといてくれ」
「分かりました」
小夜香は無言だ。そりゃあんなボロクソに言われたらなぁ...。
で会議はまぁまぁな感じだ。朝霧さんはちょっと毒舌だけどやっぱり仕事はできるらしい。うまく仕事も決まりそう。とりあえずこんな感じで今回の会議は終わった。小説もそれからいい感じに進んでるしいいねー。
---
そんなさなか、小夜香がドジッた。そう、お得意様に頼まれていた商品の発注部数を間違えたのだ。しかも1000冊、そんなかずどうすれば間違うのか聞きたいけどフォローが先だ。相手はお得意様、下手すればうちの会社が痛手を負う。ただ、このプロジェクトリーダーは朝霧さん、しっかりフォローしてくれて損害は最小限にとどまった。よかった。それにこれを小説のネタにしてドジったのが受けにしたら、まさかの好評でますますいい感じだ。受けを助けるところがカッコいいとかなんとか。よかった。って感じで周りで起こったことをネタに小説を書きまくってたら...ある日呼び出しを食らった。
「おい、高槻ちょっとこっち来い」
「はい、なんでしょうか?朝霧さん」
「ちょっと階段まで来てくれないか?」
「はい」
何のようだろうか?へまとかはしてないはずなんだけど。
「お前、これ見ろ、最近この会社で起こったことがアレンジされてBL小説になってる。」
「はぁ...!?」
「これお前が書いたんじゃないか?」
マジか、ヤバイこれ腐女子バレしてるわ。まじでいつバレた?ヤバイヤバイ気が遠くなってきた..
「ッ高槻!?」
私はそこで意識が途切れ気絶した。
ハイ変なとこで区切ってすみません。とりあえずまた続きはどっかで書きます。