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『何でも屋』あなたはもう、仲間じゃない。Part12
12話です!
今回は華野ヨウ視点です!
どうぞ!((o(^∇^)o))
やけに、今日は騒がしいな…
街で何かあったのか…?
??「ああ、店員さん!」
?
急に話しかけられるなんて、初めてだ。
|華野《かの》ヨウ『なんですか?しかもここは商店街ですから、別にここの店員さんじゃないですけど…」
ヨウ「って、あの時のお客様…!」
あの時のお客様というのは、美夜ココが解決した「バズりたい」って言ってたあのお客様だ。
それにしても、お客様と店以外での再会は随分と珍しい。
でも、なんで話しかけられたんだろう。
お客様「あ、私バズれたんですよ!」
おお!よかったじゃん。
でも、禁断の世界に触れてしまったな…
美夜のやつ…
お客様「で、お礼をしようとしたんですけれど、…」
ん?
急にお客様の口が止まった。
そんなに言いづらいことでもあったのか?
だがこの後、お客様の口から、衝撃発言が飛ぶとは思いもしなかった。
お客様『何でも屋…閉店なんですよね…!?』
あ?
そんなわけないだろ…
冗談で言ってるのか?
全く、嘘はつくなよ…
…でも、お客様はわざわざ嘘をつくか?
しかも、本当のような声で話す。
ヨウ「な訳ないじゃないですか…どこ情報ですかそれ…」
お客様「何でも屋の従業員の黄葉さんって方から聞きました。」
黄葉…?
!!……ということは。
黄葉さん。何でも屋を終わらせようと…!?
ヨウ「……上のものがすみません…実は閉店しないです…」
ヨウ「多分冗談で言ったか…それとも。」
ヨウ「終わらせようとしてるかなんですよ…」
お客様「うそ…」
お客様「…ごめんなさい…、閉店するって話、少し拡散しちゃいました…」
ヨウ「え、あ、大丈夫ですよ大丈夫。」
まあ大丈夫じゃないと思うが(
ヨウ「ではまたどこかで。」
お客様「はい!あの時はおせわになりました!また!
やっと終わった…
黄葉ラボ…
明らかにこれは最悪で、最低な行為だ。
……でも、ずっと仲間だと思ってたやつ、処分できないよな…
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|日向《ひな》りむ『はぁ…はぁ…。』
りむ「黄葉さん、意外と強かったなんて…」
りむ「…まあでも、強さは大体の互角っぽい」
りむ「どちらが勝つかは、まだ分からないのだから。」
ラボ「……前まで戦いたくないと言っていたが。矛盾していないか?」
りむ「考えた。仲間のためには、戦わないとって…」
ラボ「ふ〜ん…僕も仲間じゃないか。」
ラボ「同じ従業員だろ?」
りむ「…は?何言ってるの?」
ラボ「え?そのままの意味だけれど。」
りむ『あなたはもう、仲間じゃない。』
りむ「仲間を傷つけた人が仲間なんて、あり得ない。」
りむ「だから、仲間じゃない。」
ラボ「……ふふっ…はは…」
ラボ「確かにそうだねりむ。」
ラボ「じゃあ、りむと真っ向勝負だね。」
ラボ「いいよ。かかってきてよ。もっと、もっとさ!」
ラボ「そうだよね!」
りむ『ふざけてんじゃねえよ!!』
りむ『みんな、"お前"を倒すために努力してんだよ!』
りむ『もう、何でも屋に顔を突っ込むな!!』
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|羽瀬川《はせがわ》オルカ「なんやねんここ…」
オルカ「急に光が私を包んで、何がしたいねん…」
オルカ「迷子になったかもしれない…」
オルカ「ホントに…」
ここどこやねん!!
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