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不思議な世界の愛莉好ちゃん 七 〜鏡の世界〜
愛莉好ちゃんという女の子が不思議な世界に召喚される物語です。
是非最後まで読んでくださいね。
二
ぶつけた体を抑えながら、ゆっくりと起き上がる。
そして、アリスの目の前に広がってきたのは……
他に表現できない、まさに「鏡の世界」だった。
アリスの目の前に真っ直ぐ伸びる道は、全てアリスの全身を写し出している。
壁も床も、全て、アリスの全身を写し出し、それを写し出している。
その光景を見ていると身が回ってきたが、なんとか倒れずに踏み留まる。
取り敢えず、真っ直ぐ伸びる道を歩いてみることにする。
一歩ずつ踏み出し、歩いていく。
だが、後継は全く変わらない。
どこまでも続くように感じられる道をただあてどなく歩き続ける。
そのまましばらく歩くいていくと、扉と、その両端に一つずつ置いてある立て鏡が見えた。アリスが小走りにそれに駆け寄る。
扉も当然鏡でできていて、アリスの全身を写し出していた。
扉を押してみると、意外と簡単に動いた。
アリスが驚いていると、扉の隙間の向こうに、なにかの影が見えた。
アリスはその影に導かれるように、ゆっくりと、扉の向こうに入った。
三
アリスの視界にまず入ったのは、何本にも右へ左へ伸びる道だった。
道の左右には鏡でできた壁がある。
アリスは不思議に思い、まずは右の道へ。
少し歩くとすぐに新しい道が、正面と左右に伸びている。
アリスは、遅れてここがなんなのか悟る。
「鏡の迷路……!」
思わず呟いてから、正面の道へ歩く。
今度はかなり歩いてから分かれ道がある。
それを左に行き、次の分かれ道を右に。
そうしているうちに、アリスは一つの不安の種を感じていた。
そうして歩いていくと、アリスの不安の種が当たった。
その不安の種は、迷路なら、当然行き止まりもある、ということだ。
つまり、先のわからない分かれ道を、どこまでもあてどなく歩いてゴールを目指さなければならない、ということだ。
それを悟ったアリスは、絶望感によって床に膝をつき、投げ出すように上を向く。
その光景を見て、アリスは目を見開いた。
その空には、綺麗で幻想的な、オーロラが広がっていた。
アリスがその景色に見惚れていると、視界の隅で、扉の隙間に見えた影がちらついた。
相談です。
最近、何をするにも気分が乗らなくて……
どうしたらいいのでしょうか。
小説を書くにもあまり気合が入りません。
どうすればいいのでしょうか?
愛莉好ちゃん結構ほったらかしにしてしまいました……
ごめんなさい。