狼月さんっていう知り合いの計画書の受け継ぎみたいな感じです。設定とかは狼月さんのです
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狼と百獣の王 #1
台本:狼月さん
知り合い が 台本 だけ 書いて やめちゃってた ので それの引き継ぎ です .許可は あります.
美姫「いい加減にしろよ!!ッ」
怒りにくれた女子高生,新木美姫の声が放課後の裏庭に響く.
美姫「いっつもいっつもその気色悪ぃ目で睨みやがって!!!」
手には壊れかけの箒を握りしめている.それも怒りのあまり,箒の持ち手が壊れてしまいそうなほどだ.
由佳「ほぉんと,これだからヤクザとホストの息子はねぇ笑」
わざとらしくニヤニヤと笑いながら美姫の後ろにいた由佳が言う.
美姫「いい加減なんか言えよ!!」
頭から血を流しながら壁に寄りかかる|月《つき》に向かって美姫は石を投げつける.その石は月のおでこあたりにこてん,と当たった.
月「ッてぇな.」
傷口を抑えながらも月は血のように真っ赤な瞳で美姫達を睨みつける.美姫達はまるで銃弾のように鋭い瞳の恐ろしさ何度肌で感じたことか.
|理桜《りお》「その目だよ.いっつもいっつもあたしらを睨みつけて,.」
美姫「思い知れ!」
美姫は罵声を上げながら手に握りしめていた箒を月に向かって振り下ろす.
バコッ
月「っッ~~~」
箒が月の肩付近に命中する.
その後も美姫は勢いを止めることを知らず,月を殴り,蹴り,暴力を振るい続けた.
美姫「ほんっと,いい加減にしろよな.」
そう言って美姫達はその場を去った.
裏庭には月が1人,仰向けになりながら,空を見つめていた.
月「あんなに力あんなら柔道部でも入れよな...笑」
月「さぁて,帰りますか」
傷ついた体を思い切り持ち上げた.だが,傷は思った以上に深く,月はその場に崩れ落ちる.
月「くそっ,あんな奴らに負けてたまっかよ」
月はそう自分に言い聞かせるように今度は膝を思いっきり地面に突き刺してまっすぐ立とうとした.
--- ~~~ ---
放課後の廊下は静かで,誰もいなかった.月はそのまま教室に戻り,帰ろうとした途端,月の視線の中に一人の男が写った.高身長,金髪,星みたいに明るく,かつ鋭い碧い眼.間違いない.“王”だ.
“王”それは,この学園の生徒会長であり,政治家の息子,日向|獣也《じゅうや》.勉強も運動も顔も成績優秀.獣也が歩けば誰でも道を開く.そんな存在.
月はなるべく面倒なことになりたくないと,獣也の横を通り過ぎようとした.
が,そんな月の願いも一瞬で途切れる.獣也は確かに月の手首をつかんだ.
獣也「おい,その傷,どこでついた」
月「は,?」
獣也「もういい.」
獣也は掴んでいた月の腕を離し,その場を去った.獣也の背中が遠くなっていく.
月「ガチでなんなんだよ.あいつ.」
月は獣也の勝手っぷりに少々イラつきながらも帰る支度をし始める.月が家に帰る頃には月も獣也の話なんざ忘れていた.
--- ~~~ ---
朝.と言うより真夜中.月にとってはこの時間に起きるのは当たり前である.重い体を起こし,洗面所までぼーっとしながら歩く.蛇口を軽く捻り,まだ起きてない顔と体も冷たい水で覚める.
月が住んでいるのは古びたアパート.家賃は3000円と,平均と比べればだいぶ低い.部屋の内装も金額に適している.
月は床に敷いていた布団をたたみ,端に寄せる.電気は備え付けられているものの,使えない.毎日家は真っ暗だ.
月「やべ.もうこんな時間」
時刻は12時30分を回っていた.あわてて月は着替え,家を騒がしく出た.
たどり着いたのは街中の深夜営業の洒落たバー.チリリンというドアが開く音とともに月は店内に姿を表す.「間に合った」そう月はほっとする.
店内には一人,オーナーとみられる若い青年がグラスを拭いていた.
月「お疲れ様です」
月が小さく頭を下げると青年はグラスから目を離す.
青葉「あ、月くんこんばんわ〜」
アイドル並みのルックスと金髪の髪,だが唯一アイドル離れしてるのはこの何十とあるピアスだ.耳,口,鼻,顔だけじゃない.体中にある.穴を開けたときのことを考えると体が震える.
店内には端の方の席に一人,客が座ってる.こんな深夜のバーだ.来るのは大体残業帰りかブラック企業に務めてるサラリーマンだ.皆,ここで息抜きしてから家に帰るらしい.
月「手伝います.」
青葉「いいのに.来たばっかだから.」
月「大丈夫です.」
そう言って月は青葉の隣でグラスを拭き始める.
すると,チリンという鈴の音が店内に響く.ドアが開いて冷たい風が吹き込むのと同時にこのバーに似合いそうな綺麗な女性が見えた.