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誰も知らないよ10
「無理しないで…いいからね。」
2人は一旦別れることにした。(恋愛の意味じゃありません)
「はい…ありがとうございます…、」
「またよかったらこの時間にここにきて。水曜日以外はここにいるから。」
「…はい。」
はなは走り去った。クラスで5番目に遅い足で、一生懸命に走った。
(車に…飛び込んだらどうなるかな)
しばらく横断歩道を渡らずにいる。でも、あきらめて渡り始めた。赤信号の時。そう、彼女があきらめたのは生きること。
車は急ブレーキをかける。彼女は横断歩道の真ん中でただ立っているだけだった。死ぬことはできなかったのだ。
「おいてめぇあぶねぇだろ!死にたかったら人に迷惑かけるな!」
運転手はそう言って車は走り去った。
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家に帰る。玄関を開けるとお母さんが立っていた。
「どこいってたのよ。GPS見てみたら病院の近くの公園じゃない。」
「お兄さんに落語習ってただけだよ。」
なれた作り笑いでごまかす。
お母さんはリビングに戻る。
(勉強しなきゃ。最近何もできてないよ…、死んだ方がマシ…でも親に悪いし、、、)
そう思いながらネットを開く。
『辛い』
そう呟く。誰も反応はしない。
これはいつものことやった。
すると。
『大丈夫?』
彼女を心配するような人が現れた。
『話…聞こうか?』
彼女はその人とプライベートチャットで2人で話すことにした。
『大丈夫ですただ少し死にたくって』
『一緒に死のうか?』
彼女は初めて一緒に死のうかと言われた。
病んでるとこういうの書くの楽しいですね
ネットで見つけました
「死にたいと言えば、生きて、ではなく一緒に死のう、と言ってくれるくらい自分を大切にしてくれる人が欲しい」と
確かにそうですね…