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公開中

転校生

ゆりかご
「井垣くん、みんなあなたに迷惑しているのよ。自分が何をやったのか分かってる?」 クラスの問題に先生が首突っ込んでくる必要なくね? 「なんでメイワクしてるのに俺に直接言ってこないんですか?俺分かんないですよ。ねぇなんで?」 「...」 なんにも言わねえんだな、誰も。一人ひとりの視線の先をわざとらしく追ってみたりする。 「私はふざけているわけではないの。結城さんに答えづらい質問を押し付けていたでしょう?ここは学校です、多くの人が気持ちよく過ごせるように配慮するべきですよ。」 「じゃあ俺は死ねってか?」 「そんなことは一言も言っていません。授業が進みませんね、この話はまた放課後に残ってしましょう。」 お説教になんの意味があるのか俺には分かんないな、だって叱られて反省するわけねーじゃん。わざとでもないし、なんでかも分からない。もちろん俺は反省した素振りなんてしない。こうやって毎日毎日叱られ続けている。学校も家もクソ。だから俺は、今日も土手で一人水切りをしている。仕方ない。金ないし。明日も叱られ続けるんだ。
続きません