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能力パロ 4
立ち上がった6人を期待を込めた目で見る3人。
辰哉「誰から行く?」
大介「んー、、、化け物からかな」
一瞬の沈黙。
側で化け物…?と首を傾げる3人。
辰哉「…俺は化け物じゃねえかんな⁈」
照「反応しちゃってんじゃんwww」
辰哉「ちげえよ⁉︎あくまでも沈黙を破ってあげる、という気遣いだかんな⁈」
翔太「ふ〜ん…w」
辰哉「何だよその笑みは‼︎」
亮平「まぁまぁ、誰から行く?」
大介「そこはやっぱ化けm」辰哉「おぉーい⁉︎」
涼太「私が行きます」
翔太「突然の涼太…w」
亮平「はっ⁉︎ゆり組…⁉︎」
照「ちょちょちょ…落ち着こ?|3人《あっち》が混乱してる」
ラウめめこじ「………ばけもの?ゆりぐみ?……んんん?」
辰哉「あぁー…ごめんごめん。いつもこんな調子だからさ…ていうかそれに加えて3人が来てテンション上がってるし…?」
大介「なはっw確かにwww」
辰哉「…て言う事で……1番能力として見応えある人から行く?」
亮平「そーだね。………………|照《リーダー》?」
照「俺…?笑」
舘さんとか翔太の方が見応え良いだろ、と言う岩本。
涼太「いいよいいよ。リーダーって事で先やりな」
翔太「…そうだよ」
照「…分かった」
岩本が指先をじっくりと眺め、人差し指をすっとなぞる。
そしてその人差し指にふっと息を吹きかける。
岩本の目が淡く、黄色に光る。
指先から小さな閃光が走り、枝分かれしていく。
そして、段々と光が大きくなり、大きな雷鳴を轟かせながら眩しい程に強く光り輝いた。
その姿に魅入っている3人__いや、8人。
照「こんなもんでいい?」
SnowMan−照「………」
照「ねぇ?」
SnowMan−照「………」
照「ねぇぇ。聞いてるんだけどぉ‼︎」
拗ねて唇を尖らせる岩本。
大介「ごめんごめん。完璧だよ‼︎次は?舘さん?」
涼太「何すればいいの?なんか燃やす?」
亮平「あ、じゃあこの要らなくなった資料燃やしてよ」
涼太「オッケー」
宮舘が手を数回擦り合わせて、その手に息を吹きかける。
宮舘の目が淡く、赤く光る。
間も無く、手から紅の炎が立つ。
そして炎を阿部から渡された資料に近づける。
じゅっ、と言う音を立てて、あっという間に黒い炭へと化した。
翔太「やっぱすげー。次俺やる」
亮平「…ゆり、、、組………?」
翔太「…………」
阿部を一瞥してから掌に細い息を吹きかける渡辺。
渡辺の目が淡く、蒼く輝く。
その掌から透き通った氷が現れ、何かを造形していく。
翔太「あー、、、やべ、失敗したかも」
そう言う割には結構形が整っている。
可愛らしい、3羽の鳥だ。
それを3人に1羽ずつ渡す。
康二「めちゃかわええやん‼︎」
蓮「可愛い…」
ラウール「可愛い‼︎」
翔太「…しばらくしたら溶けて…いや、崩れてくるけどそのまんまでいいよ」
大介「プレゼント方式いいな〜‼︎俺もそうしよ‼︎じゃ、次俺行くわ‼︎」
指先に息を吹きかける佐久間。
佐久間の目が淡く、桃色に光る。
すると、指先から糸のようなものが紡ぎ出され、花を造形していく。
あっという間に大量の花束になり、佐久間がそれを3人にプレゼントした。
その花をじっくり見つめる阿部。
亮平「その花ってさぁ、キキョウ?」
大介「えっ⁉︎何で知ってんの⁉︎」
亮平「まぁこれでも一応【SnowMan】の頭脳担当だからね。あとポピュラーだし…。ちなみにキキョウの花言葉は…」
大介「ああああ‼︎いいっ、そう言うの言わなくていーいーの‼︎知りたきゃ自分で調べておいて‼︎」
くすっと笑う阿部。
この会話を聞いて3人は「花言葉絶対に調べよ。」と心に誓ったのである。
亮平「じゃあ、次俺行くわ」
そう言って手に息をふっと息を吹きかけ、さっと一振りする。
阿部の目が淡く、翠に光る。
手からしゅるしゅると蔦が現れる。
蔦は伸び続け、遠くにあったお茶が入ったコップに絡みつき、阿部の手に戻ってくる。
阿部が蔦からコップを受け取り、お茶を飲む。
亮平「…これ、俺だけが楽しくなっちゃってない?大丈夫?」
大介「うん、多分大丈夫」
辰哉「じゃ、最後俺か〜…って説明しづらいな…んー、、、まぁとにかく薬ね?」
薬ね、他のに比べたら安全そう、と囁き合う3人。
亮平「そうそう。…ちなみにさ、『薬と毒って紙一重』って言うよね…?」
意味ありげな顔をする阿部。
表は笑顔だけど、何処か不安を煽るような表情である。
その表情に怯える3人。
辰哉「そーんな脅かさないの。まぁ事実だけどね…」
蓮「…っと、、あり、がとう、、、ござ、います…?」
辰哉「あー…約束はしっかり守るからwww」
照「…てことで。改めて、【SnowMan】として、よろしくな?……あ、あと合格(なのか?)おめでとう」
大介「あぁー‼︎美味しいとこ持ってったぁ‼︎」
照「リーダーだからな」
そう言ってあどけない笑顔を浮かべ、ピースする岩本。
大介「そろそろ照にもあざとい警察が出動しそうだな…」
亮平「えぇ…?俺だけのあざとい警察じゃないの?」
翔太「…阿部、死刑にするぞ」
大介「www」
其処でぱん、と手を叩く心地良い音が響き渡る。
照「はい‼︎もう面倒だから此処で切るぞ。折角俺がいい感じにまとめたのにさぁ………」
涼太「…w」
大介「何だよその自慢…w」
その後も暫く騒がしかった。
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時は戻り、現在……
ラウール「ねぇぇ…ふっかさん‼︎」
ソファに寝っ転がっている深澤をぶんぶんと揺さぶるラウール。
辰哉「ん〜?ラウ、どーしたの」
ラウール「めめが拗ねてる‼︎話しかけても無視される‼︎なんで‼︎」
目黒を一瞥する深澤。
其処で状況を悟ったのか、軽く溜め息を吐く深澤。
辰哉「めめ、めめ、おいで」
ひらひらと手を振る深澤。
それでも端正な顔立ちにそぐわない無愛想な表情を崩さず、びくともしない目黒。
辰哉「…。ひかるーーー‼︎」
照「…ん、ふっか、どうした?」
辰哉「ちょっとさぁ………そこのめめを引っ張ってきてくんない?」
その言葉に目黒を見る岩本。
照「了解」
目黒の服の襟元を握りしめ、ずるずると引き摺ってくる岩本。
蓮「ぇ、、ぅっ、っょっ、、、ぁぅっ」
深澤の目の前まで引き摺られて来た目黒。
蓮「ぅはっ、、、ちょっ、、窒息死、する、っ、、て、、」
深澤「んで?めめはさっきから何を拗ねてるの」
蓮「…それは関係無いもん」
ふいっと顔を背け、口を尖らせる目黒。
ラウール「教えてよぉ…」
照「何あったの」
蓮「だぁって………あいす………」
SnowMan−蓮「まぁだ拗ねてたの⁉︎」
いつから話を聞いていたのか、9人全員が揃った。
この件は…9つあったアイスを《《誰かが》》2つ食べてしまったせいで目黒が食べられず、未だに拗ねているのだ。
蓮「だって俺の分が無いんだもん‼︎悲しい‼︎」
やだやだ、とばたつく目黒。
こいつ結構可愛いな…と言う顔をして見下ろす翔太。
翔太「約束しただろ…?」
涼太「アイス買うって」
康二「うん。約束したで」
と、其処で。
亮平「あ、…依頼」
照「…じゃあ分かった。今回の|依頼《しごと》、《《誰も》》怪我せず無事に終えたらアイスを買う。それでいい?」
蓮「うん‼︎」
照「よし、じゃあ行くぞ‼︎」
SnowMan「おー‼︎」
その日の仕事はほぼ目黒が敵を倒したとか………
とまあ毎日僕らはお粗末です…?(((byラウール
やっと能力パロシリーズ終了。
キキョウの花言葉は………
何でしょうね(?)
たまに続きを書くかもしれません…
次回もお楽しみに〜‼︎
照「…以上?」
SnowMan「SnowManでした〜‼︎」