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彼女は僕にとって救いでもあるし、罰でもあった
感性感染恐怖症
僕の手首と肩を抑え、襲おうとしてきた女性、ふと目を合わせ気恥ずかしさからまた目を逸らし、髪を目に掛けるようにしながらまた少し目線を合わせるだがしかし、自ら踏み出そうとはしない。なんとなく自分から来てと言っているような気がした。少し悩み心の中で手を伸ばし、そしてまた手を下ろした。何処となく安定しない気持ちはやはり、何もしないことを選んだ。しかしそれと同時に何かしなくては この時間の経過は何もなさないことを知らず知っていた そして何も考えないようにして伸ばした左手を顔に少し向けて、それをまた首筋に向けて、そして背中に回してそっと力を込めた。女性は、何を考えているかわからない雰囲気を持ちながら、その力に添って 倒れてくれた。 そのまま背中に手を置き、反対の手は頭に乗せ、頭を撫でる形で落ち着いた。髪を 撫で、少し 弄り、梳き、また 整えるように 撫でる。彼女はもぞりと顔を上げわずかにこちらに目を向け、すぐに首元に視線を返した。そして首に噛み付いた。強い力で ゴムのような皮膚を噛みちぎり、肉を貪った。歯は頚動脈を傷付け、温かみが増した。彼女はそれ以上口を付けることはなく、程よく血で汚れた口元を引き上げ、綺麗に笑った。
それは僕にとって救いでもあるし、罰でもあった
だから僕も笑った