公開中
魔物が悪なんて誰が言いました?#6
今回はジェリア視点から始まります!
今回までに味方枠の方々は全員出したい………。
勝手ながら邪神枠の方々はお知り合い設定にさせていただきました。
確認も取らず申し訳ありません。
努力します!
次の日(ピアが来て二日目)
ジェリア視点
あの後、真っ直ぐに自分の住処に帰って、そのまま寝れば、また朝が来ていた。
ジェリア(きっと今頃、ディーアはピアに起こされてるんだろうなぁ笑)←正解
なんとなくそう考えて、朝の準備をする。
それにしても……やっぱりあのピアって子………見たことがあると思うんだよなぁ…………。
昨日から思い出そうと、まだモヤモヤとしている。
ジェリア「まいっか……」
思い出せない物事を思い出そうとしても結局意味がないと割り切り、気分転換に出かける事にした。
??「あれー?ジェリアじゃん」
ジェリア「あ、ラフェル」
ラフェル「奇遇だなー!」
ジェリア「うん。ラフェル、どうしてここに?」
ラフェル「いや~、偶然目覚めて、さっきイフリートにもあったぜ」
ジェリア「ほんと?」
イフリートとはもう久しく会ってない。
あの人いつも忙しそうだからなぁ…。
ラフェル「今日は時間空いてるって言ってたし、行かね?」
ジェリア「じゃあ、そうしようかな」
いい朝の、いい散歩になりそうだ。
---
森らへんに出て、陽は起きた時よりも高く昇っている。
ラフェル「お、ほらあそこ!」
ラフェルが指指した場所には、確かにイフリートがいた。
ジェリア「本当だ」
イフリート「__暇だなぁ__……」
ラフェル「イフリート~!!」
イフリート「あ、ラフェル!」
ジェリア「やっほ」
イフリート「ジェリアも!いいところに来たね、少し話し相手になってくれない?忙しかったらいいけどね。ちょっと暇でさ…笑」
ラフェル「全然いいぞ~」
ジェリア「うん。ボクも大丈夫だよ」
イフリート「…あ、ほんと?ありがと。じゃあお茶淹れてくるね、ここ座ってて〜。あ、お菓子もあるから!ゆっくりしていってね〜」
ジェリア「ありがとう」
イフリートは相変わらず人遣いがいい。
彼の近くにいると暖かくなって、気を許すと寝てしまいそうになる。
イフリート「お待たせ。どうぞ~」
ラフェル「お~、美味そうだな」
ジェリア「本当に美味しそうだね」
イフリート「でしょ?ちょっと遠くまで買ってきたんだ~」
ラフェル「じゃあ早速__」
??「あ、皆集まってる?」
急に背後から声がして、驚いて振り向くと、
ジェリア「なんだ、純粋神か」
純粋神「やっぱり……何してるの~?」
ラフェル「なんとなくで集まったらお茶会になった」
純粋神「なんで…?」
うん、ボクもそう思う。けど本当にいつの間にかお茶会になってたんだ。
イフリート「せっかくだし、純粋神も参加する?」
純粋神「じゃあ、時間もあるしそうしようかな」
ラフェル「よし、決まりな~!」
イフリート「待ってて、追加のお茶淹れてくるよ。純粋神、空いてる所に座っていてくれ」
純粋神「うん。ありがとう」
イフリートは今一度奥の方に戻って、純粋神は空いていた椅子に座る。
ラフェル「にしても、なんで純粋神ここにいたんだ?」
純粋神「ちょっと朝の散歩にね」
ジェリア「なるほどね」
イフリート「はい、どうぞ」
純粋神「ありがと」
ラフェル「そうだ。この前遠くの森の方でちょっと暴れようとしたら天使の奴らが来てさ~」
これ…ラフェルのちょっと暴れたは、ちょっとと言えるほどじゃないから天使が来たんだろうね。
イフリート「それはラフェルが悪いんじゃないかな」
ジェリア「うん。ラフェルのちょっと暴れたは信用できないし」
純粋神「うんうん」
ラフェル「え、酷…………」
純粋神「というか、最近ほんっとヤンデレさんが見つからなくて…うぅぅ」
2時間後
イフリート「ん~、あ、もうこんな時間か」
それからも色々な事を話し、お昼になってきた。
ジェリア「本当だ」
ボクは基本暇とはいえ、こんなに時間が経つとは思わなかった。
イフリート「今日はありがとうね」
ジェリア「いえいえ、こっちも楽しかったよ」
ラフェル「だな。久しぶりにたくさん喋ったぜ~」
純粋神「皆と過ごしたのも久しぶりだったもんね」
ラフェル「ジェリアはこれからまた魔物達の保護か?」
ジェリア「今日は…もう一回ディーアの所に行くよ」
純粋神「あ~、3人の魔王の一人だっけ?」
ジェリア「うん」
確かラフェル達は魔王達との面識はほとんどないんだっけ……。
ラフェル「もう一回?そんなに高頻度で会ってんの?」
ジェリア「いや…昨日拾った子がいて………」
あ……これ言っても大丈夫だったかな……。
まぁ、その時はその時か。
ラフェル「あ~ね…」
純粋神「ふ~ん」
あ……よかったこの二人が子供にあんまり興味なくて……。
イフリート「…………」
ジェリア「…?イフリートどうかした?」
イフリート「いや……その…」
何時になくおどおどしているイフリート。
こんな彼を見るのは初めてかもしれない。
ジェリア「?」
イフリート「ジェリアの親友の魔王がよければ…なんやけど……
僕、会ってみたいんだよね」
ジェリア「全然いいよ?」
別に、それくらいでディーアも怒らないだろうし、もしピアが病気にかかった時に、一番頼れるのはイフリートだったし、丁度よかった。
ラフェル「ジェリアはっや(笑)」
ジェリア「せっかくだし、ラフェルも純粋神も来たらいいじゃん」
ラフェル「ん〜、まぁ楽しそうだしいっかな〜」
純粋神「えぇ…………ヤンデレいなさそうだし………」
ラフェル「まーまーそう言わずに行こうぜ!」
純粋神「んんん…………分かったよ」
ラフェル「よっし!決定な!」
行くことが決まったなら、3人をディーアの城まで案内する。
その役目は勿論ボクだ。(というかボク以外知らないし)
ジェリア「はいはい。こっちだよ」
そうボクはディーアの城の方向を指差して先頭で歩いていく。
---
ディーア視点
時は過ぎお昼過ぎ頃。
ピアはご飯を食べ本を読んでいたら寝ており、カナタもクリスも少しだけ席を外していた。
部下もカリーも仕事に忙しく、俺は完全にぼっちだ。
ディーア「何をするかな………」
とりあえず、まだ読んでいない本でも……。
ドォォォーーーン!!!!!!
ディーア「!?」
外からか……?
人間が来たとは思えない。
魔物達が暴れるとも思えない。
ならなぜだ……?
いや、今はそんなことはいい。
ピアには悪いが、俺も少し外へ行くとしよう。
外に出て数分後
俺は城の外に出て少しの間、フリーズしていたのかもしれない。
その場にいたのはカリーとカナタとクリス。そして見知らぬ者が二人。
ディーア「誰だ……お前ら…」
???「ふむ……君がディーアか?」
ディーア「あぁ、そうだが…」
見た感じ、一人は鬼。もう一人は悪魔のように見える。
???「俺は魔王 酒鬼マラ。酒呑童子とも言われるな」
???「うちはサリジア!よろしく!」
酒鬼マラ…もう一人の魔王か…。サリジアと名乗る者は配下だろうか。
カリー「名前はいいのよ。どうしてここに来たか知りたいの。答えなさい」
カナタ「そうやで。魔王が他の魔王の領地に入るなんて、只事とちゃうわ」
クリス(ん…?妾いつもディー君の家に来てるけど…?)
あぁ…カリーが酒鬼マラを不審者と考えて………じゃあ…さっきの爆発音はカリーが…?
カリー「ディーア、どうやら私を疑っているようだけど、私は違うわよ」
ディーア「は…?」
カナタ「カリー様が能力を打つ前に、俺らの前で爆発して……」
襲撃ってことか……?
__「……ァ~!!!」__
クリス「……ん?」
ディーア「どうした。クリス」
クリス「いや……今声が聞こえて……__気のせいかな……__」
ジェリア「ディーアーー!!!!」
どうやらクリスの言ったことは間違っていなかったようだ。
それにしても、ジェリアがあんな大声を出せるとは思わなかった。
ディーア「どうしたんだ。ジェリア……」
ジェリア「はぁはぁ…大丈夫?怪我はない?急にほんっとごめんねボクの監督不届きで!!誰も本当に怪我はない!?」
ディーア「……?……??………?」
ジェリア「あ、あれ……?」
カリー「ジェリア、急に話過ぎよ。またディーアがフリーズしてしまったわ」
ジェリア「あ…ご、ごめんね」
目まぐるしいほどに状況が変わりすぎている。
一体どういうことだ……。
ディーア「そ、それで…どうしてここで爆発が……」
ジェリア「あぁ……えっとね……」
???「ジェリアー急に走り出してどうしたー?」
???「んわ、人がいっぱい」
???「もしかして、ジェリアの親友のディーア?」
ディーア「ん…?あぁ」
どうやらジェリアと面識があるらしい。
外でこんなに騒いでいても仕方ない、城の中にでも移動するか。
ディーア「自己紹介はあとにしよう。城に招待するよ。来てくれ」
???「うん、そうだね」
ピア…泣いてないといいが……。
一体なぜこんなにも客が来るようになってしまったのか……。
聞いてくれません!?!(誰が聞くか)
#6を創っている間2回もデータが吹き飛びました((
世界は僕のことが嫌いみたい(?)
結構参加者様のキャラ崩壊については気を付けたんですが……やっぱ語彙力も文章力もないわぁ……。
暗くなってては始まりも終わりもないので締めます!
また#7でお会いしましょう!
ばいばぁいっ!