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1話 〜名雷琴子〜
マジのガチの初小説です!!
下手かもしれないですけど頑張るぜ!!
琴子「……朝…?」
琴子「(もう朝なんですね…。……正直、学校行きたくないです…。)」
朝。名雷家の狭い一室で目を覚ました中学3年生の少女がいる。
彼女の名前は名雷琴子。
兄弟たちが強力な魔法を持ち腕を上げていく中、『生命を除く、狙った物体を地面から5センチ浮かせる』という魔法は、もちろん、『誇り高き名雷家の面汚しだ』と蔑まれてしまう。
そんな琴子は、学校でも家でも居場所がなかった。
琴子「おはようございます、兄様方。母様、父様。」
兄・圭人「………。」
兄・昴「………。」
母・美琴「……。」
父・正造「……。」
琴子が挨拶をしても、誰も返事をしない。
いや、存在を無いこととして扱われているのだ。
琴子「………。」
だが、気弱な琴子は、縮こまって引き下がることしかできなかった。
琴子「……はあ……。中学ではいじめられましたし、あの有名な『櫻魔術高等専門学校』の入試になんとか合格して兄様たちを見返したいものです…。」
琴子「……魔法が判明する前は家族も優しかったのに…。」
琴子は、魔法が弱いかわりに勉強はできる。
こんな魔法で、しかも周りから避けられている状況だったので、それくらいしかやることがない。
琴子「………どうせ、学校なんて、行ってもいじめられるだけです…。」
琴子は、なけなしのお金をはたいて買ったスマホを使って、学校に欠席連絡を入れた。
`『ねー琴子ちゃあん!琴子ちゃんってさあ、ホントに名雷家の娘なの?そんな弱々しい魔法だから性格も弱々しいんだねw』`
`『せめてもの救いで構ってあげるよ!ま、あたしたちのストレス発散道具としてだけど♡』`
`『琴子ちゃんみたいな子がいる名雷家のボスと奥様には同情を禁じ得ないよう…。圭人先輩も昴先輩も、琴子ちゃんが妹だなんて可哀想…。』`
琴子の頭の中で、いじめっ子たちからの言葉がループする。
だけど、琴子は見返す準備を始めていた。
琴子「頑張るのです、名雷琴子…!だって、|明々後日《しあさって》は……。」
**琴子「あの憧れの、櫻魔術高等専門学校の入試試験ですからっ!!」**
そう、3日後……。明々後日は、櫻魔術高等専門学校の入試。
もちろん家族からの期待はゼロ。
クラスメイトたちからも笑われる始末。
だが___、
琴子「でも、私は絶対受かってみせます…!一刻も早く一人前になって、兄様たちの隣に並んでも恥ずかしくないような魔法師になりたいのです…!!」
琴子の決意は、固かった。
登場人物紹介
名雷琴子
名雷家の長女。
気弱な落ちこぼれ少女。
家でも学校でも居場所がなく、家族からは酷く嫌われているが、『兄様たちの隣に立ちたい』という純粋な願いを心の内に秘めている。
運動も魔法も全然駄目だが、勉強だけが取り柄。
『私だって、頑張ればできるつもりなのです…!!」
名雷美琴
琴子の母親。
琴子を産んだことを酷く後悔しており、なぜ2人だけにしておかなかったのだろうと今でも時々考えている。
私たちの家系を汚すな!!という思いが強い。
『なんで私は琴子を生んだのかしら…。ああ、体力とお金の無駄遣いだったわね。』
名雷正造
琴子の父親。
何もできないくせに、無駄な努力を繰り返す琴子に呆れている。
圭人と昴を命より大切にしている。
『無駄な努力は辞めろ、琴子。邪魔だ。』
名雷圭人
名雷家の長男。
琴子のことが嫌い。
おかげで我が家の名が汚れてしまうと、琴子を穢れ扱いしている。
『誇り高き名雷の名を汚すな、琴子。お前の顔は見たくない。』
名雷昴
名雷家の次男。
琴子のことが嫌い。
なぜか自分の隣に立ちたいと言って努力する琴子に嫌悪感が湧いている。
『ちょこまか着いてくるんじゃねーよ琴子、消え失せろ』