オルタナ紀行史　Prologue

人類滅亡から約XXXX年。 人類の叡智の結晶ともいえる隕石の衝突にも耐えうるシェルターの中で宝石が光っていた。 --- 人類が滅亡したとき人は人類が築いてきた歴史をとある少女達に託した。 科学で証明できない魔法で作られた少女、 いつか魔女に成れ果てる少女、 魔法少女達に。 魔法少女達の原動力はソウルジュエルと呼ばれる宝石だ。 魔法少女達の精神と共鳴しているそれは 人間のように隕石の衝撃程度では壊れない。宝石なので永遠に生きることができる。 精神が崩壊しない限りは。 そして複製が可能。 歴史を託すには最適の存在である。 --- そうして人類の歴史を託された無数の魔法少女達はシェルターの中で長い眠りにつくことになる。 人類が滅亡した後も人類の叡智を守れるようにと、 あわゆくば、また地球の歴史が繰り返すようにと。