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「 コ ン ニ チ ハ そ し て サ ヨ ー ナ ラ 」
______ かしゃん っ
大袈裟 に 音 を 鳴らし 、
フェンス に 体重 を かける 。
「 …… ッ はぁ 、 」
今日 、
俺 は 、 ここ で 死ぬ 。
絶対 に 死んで やる ん だ 。
______ そう 、 決心 して ここまで 来た 筈 だ っ た のに 。
「 __ッ …… ふ …… ぅ 、 ッ 、__ 」
足 が 震えて 、 飛び降り なんか できや しない 。
蒼 「 ……… くふ __笑__ 、
君 、 愚か だね ぇ 〜 」
後ろ から 聞こえて くる のは 、
明るくて 、 少し ガサガサ した 声 。
振り向けば 、
年下 だろうか ?
青髪 の 少年 が 此方 に 向か っ て きて いた 。
「 …… なんだよ 。 」
蒼 「 なんだよ っ て …… 、 」
「 死のう と 思 っ たら 先客が いた 〜
みたいな ? __笑__ 」
けらけら と 笑い ながら そう 言う 彼 。
そんな 彼 の 言動 、
行動 一つ一つ に 苛立ち を 感じた 。
此奴 が いる と 、
どうも 調子 が 狂 っ て しまう 。
「 はいはい 、 そりゃ すまんか っ たな 〜 。 」
俺 は また 来れば いいか と 思い 、
屋上 を 出よう と した 。
すると ___ 、
______ がし ッ 、
「 …… んだよ 」
腕 を 掴まれた ん だ 。
蒼 「 君 が 死んだ ら 、
【 僕 も 死 ぬ 】 よ 。 」
この 空気 には 合わない 、
太陽 の ような 笑み を 浮かべて いる
君 の 腕 は 傷だらけ で 、
細くて 白か っ た 。
「 …… は ぁ ? 」
______ これは 、 屋上 で 出会 っ た 少年 が
死にたがりや の 俺 と 共に 【 死 】 を 生きる 。
そんな 物語 。
俺が 全てを 捨てて 死ぬ のが 先か 。
彼が 我慢 出来ずに 俺を 置いて 逝くのか 。
はたまた 、 他のル ー ト に 辿り着いて しまうのか 。
そう 。
この 物語 の エンド は 無限大 なのだ 。
【 も し 明 日 、 君 と 飛 び 降 り る こ と が で き た な ら 。 】
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