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空に浮きたい。
私はそれでも、空に浮きたかった____________________________________。
神様は一人に一つ、特別な能力と、本能を与えた。その能力は様々だ。盗る能力、学ぶ能力、弾く能力、歌う能力.................数え切れない。
そして本能も様々だった。だがそれのどれもが、運命の人と結ばれるための工程にすぎなかった。運命の人は画家。そしたら自分もいつの間にか絵を書きたいと強く望む。そのようなものがほとんどだ。例外は居ない。しかしその工程が特殊なものは存在していた。
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彩花 日和と麗王は特別な『なにか』がなかった。成績も運動神経も容姿もすべてが揃っている彼らには、特別な『なにか』が必要だった。神様はそのために本能を与えた。運命の人と結ばれるための、本能を。二人が授かったのは、
「空に浮きたい」
そんな願いだけ。しかし二人は運命的に結ばれる。その手助けのために示しているのだ。だからそれぞれが明かす。子供っぽいと思いながらもこの人なら大丈夫、と。特別ななにか、一つだけ飛び抜けているものがない者たちには、ランダムにこのような願いが本能として授けられる。そして「空に浮きたい」その本能を授けられたものがもう二人............
ワカタケルと日和だ。二人は結ばれることはなかった。日和の執着、ワカタケルの心配....全てが重なり合い、最悪の結末を迎えてしまった。
それを哀れに思った神様が、再び与えたチャンス。それが麗王と彩花 日和なのだ。
麗王には記憶がなかった。昔、大昔の記憶が。
彩花には記憶があった。 昔、大昔の記憶が。
そのせいでうまく行かなかった。彩花は過去の自分を後悔した。恨んだ。その分過去の記憶は大きくなっていった。
「痛っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ある日、彩花に激痛がはしった。みるみるうちに体は縮んで行き、髪色は黒く染まっていった。
『日和の姿』
彩花にはすぐわかった。
(醜い........醜い醜い醜い醜い醜い!!!!!!!!!!)
そして家から一歩外に出ると、元の姿に戻る。彩花は日和の姿の自分がだいっきらいだった。外に出ると変わる、自分の姿が大嫌いだった。逃げるような自分が、何より嫌いだった。
それでも一つの願いは灯り続けた。
『空に浮きたい。』
この願いさえ覚えておけば、願っておけば、ワカタケルに会えると信じて。麗王に親の話をされて失望し自殺したのを止められたり、そうかと思えば自分の暴走を止められたり............助けられてばっかりだ、
「今度は私が.............」
彩花視点開幕!!!!!今回はざっとおさらいと新事実をまとめてみました!
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