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捜査開始
奏「まずは…モノクマファイルの確認から…」
被害者は桐谷遥
死亡時刻は昼の12時頃
死体発見現場となったのは、学校エリア3階の娯楽室
頭部に打撃痕あり
それ以外の目立った外傷無し
外傷以外では、被害者は激しく吐血した模様
奏「…なるほど」
瑞希「今回の事件…なかなか手強いかもしれないね…」
奏「え…なんで?」
瑞希「娯楽室にある出入り口は、ボク達が入って来たドアだけでしょ?」
瑞希「それに、あのドアは内側にあった椅子のせいで開けられなかったし…」
瑞希「とすると、犯人は椅子でドアを塞いだ後、どこから逃げたのかな?」
奏「…どこからも、逃げられない…」
瑞希「そう、これは密室殺人なんだよ」
奏「密室殺人…聞いたことある…」
瑞希「一応説明しておくね」
瑞希「密室殺人には、大きく4つのパターンがあるの」
瑞希「1つ目は、犯行後に密室を構成した場合」
瑞希「機械仕掛けで鍵をかけたり、なんらかの方法で密室を作り上げたパターンだね」
奏「施錠トリック…じゃあ、ドアを調べればわかるのかな…」
瑞希「えっと…2つ目は、犯行前から既に密室だった場合」
奏「…どういうこと…?」
瑞希「つまり、特殊な道具とか使って、密室外から被害者を狙う方法」
瑞希「ドアの隙間から矢を打ったり、スイッチを押すと発動する拳銃発射装置とかかな?」
瑞希「でも、これは今回の事件に当てはまらないんだよね」
奏「そっか、矢も拳銃もないし、ここのドアには隙間なんてなかったもんね」
瑞希「うん、3つ目は、密室が破れた時に犯人が密室内にいた場合」
奏「犯人が室内に隠れてたってこと…?」
瑞希「そう、それで、密室が破られた時どさくさに紛れて現れるんだよ」
瑞希「駆けつけてきたフリをしてね」
奏「その方法だったら…もしかしたら…」
瑞希「最後は…密室じゃなかったパターン…」
奏「え…?」
瑞希「つまり、部屋のどこかに抜け穴がある場合」
瑞希「小説だとよく見るけど、実際の可能性は低いだろうね」
奏「これも違うってこと…?」
瑞希「だと思うけど…正直まだ分からないかな」
奏「4つの密室のパターン…」
奏「今回の事件に当てはまるのは…1つ目と2つ目…?」
瑞希「多分ね。今回の学級裁判は、これが集点になるはずだよ」
奏「そっか…ありがとう瑞希」
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奏「とりあえず桐谷さんの死体を調べないと…」
奏「頭に打撃痕…あった」
奏「吐血の証拠は…あ、口元に血がついてる…」
奏「でも、吐血した原因ってなんだろう?」
奏「頭部以外の目立った外傷はないみたいだし…」
奏「頭を殴られて、吐血したのかな…?」
類「それは違うと思うよ」
類「でも、いいところに目をつけたね」
奏「やっぱり、気になるよね」
奏「…あれ、なにこれ…包装紙?」
みのり「あ、それ…!」
奏「?花里さん、何か知ってるの?」
みのり「それ、私が遥ちゃんにあげた飴の包装紙だよ…!」
みのり「倉庫に置いてあってね、すっごく美味しいんだけど、私がダンボールごと部屋に持っていっちゃったからもうないんだ…」
みのり「それで…私、ジェノサイダーに襲われたでしょ…?」
みのり「その時遥ちゃん、すごく怒ってて…」
みのり「少しでも落ち着けるように、その飴をあげたんだ…」
みのり「でも…もう食べられないんだよね…」
奏「花里さん…」
奏「…この包装紙、大きな証拠になるかもしれないな」