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宇宙(ソラ)翔ける〜人間と悪魔の物語〜1話
Zeal
下手ですが最後まで読んでくれると嬉しいです!
悪魔の住む星ペルディシア。天使の住む星セルフィア。2つの星はとても仲が悪く、ついに宇宙戦争にまで発展した。その影響は太陽系第三惑星地球にまで。
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ボウボウ…パチパチ…
「家が火事に…もう駄目だ…」
地球に住む少年、カイトは死を覚悟した。
カイトの家族は皆戦死した。
「どうせ僕は死ぬんだ。母さんとの思い出のペンダントと一緒に死のう。」
カイトがペンダントに触れるとあたりが強い光が差し込んだ。
「ま…眩しい…」
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「う…うーん…」
カイトが目を開けるとそこは一面ガレキだらけの場所だった。
「どこ…?ここ…」
カイトは誰かいないか探すことにした。
しばらく歩くと
「あんた…人間?」
振り返るとそこには赤い目をもつ悪魔の少女がいた。
「誰…?」
「私はエリス。見ての通り悪魔よ。」
「僕はカイト。ここはどこなの?」
「ここは地球よ。」
「地球?でもさっきと様子が全然違う…」
「さっき?」
カイトはエリスに今までの経緯を話した。
「…なるほどね。それは多分魔法ね。今年は西暦何年かわかる?」
「西暦?今年は20xx年だけど…今関係ある?」
「関係大アリ。やっぱりね。今は23xx年よ。あんたはそのペンダントで未来に飛んだの。」
「未来に…?信じられない…」
そこへ。
「お!人間じゃねぇか!珍しいねぇ。金儲けになるぜ!!」
天使は網を取り出しカイトを捕まえた。
「わ…やめ…」
「はぁ…戦争が終わってからと言うもの。こう言う連中が増えたのよね。」
エリスの前に本が現れ、大量の矢が出てきた。
「アローテンペスト!!」
エリスがそう言うと矢が天使に向けて飛んでいった。
「いぎゃー!!
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「いやー…エリスさん…見逃してくだせぇよぉ…」
「黙りなさい。あんた、カイトをどうするつもりだった訳?」
「人間を連れて行けば大金がもらえるんですよぉ…」
「どこに連れて行くのよ。」
「研究所ですよぉ…確か人体実験の…」
「人体実験!?」
カイトより先に反応したのはエリスだった。エリスは少し震えていた。
「エリス…?大丈夫?」
「…なんでもない。」
「セルフィアでやってるんですよぉ…エリスさんも行くんじゃないんですか?」
「行く訳ないじゃない。」
「僕、その人達を助けに行くよ。そんな実験をされてたなんて…」
「私も行く。」
(ふん、行きたいからって行けると思うなよ。)
こうしてカイトとエリスの宇宙をかける旅が始まったのでした。
いかがでしたか?
次回、セルフィア行きます。