公開中
1-6
あぁ、今すぐこの場所から立ち去りたい。
でも次、確か昼ごはんだったよね?全員でか…。なるべく端っこに居よ。
「こ・いちゃーん。『れん』なんてかわいいあだ名つけてもらっちゃって」
「…何が言いたいの?」
「私はこの場所に楽しみに来たの。だから、アンタが目障りで仕方ない」
来なかったら良かった。私はどこへ行っても所詮、ひとりぼっちなんだ。
「何やってんの?」
声が聞こえた方に目を向けると、たまっちと優がいた。
「何って、理由がないとしゃべっちゃいけないの?」
「そうではないけど…2人には友達じゃない何かを感じたから」
「ふーん、そ」
そういうと春野さんは、私にだけ見えるようにこっそりと2本の指で自分の目を指すと、私の方にその指を向けてきた。「ずっと見てるぞ」と、そう言われたような気がした。
私、あおちんのキャラ好きなんですよ。
こーゆーの敵を好きになる癖がある人間なので。
あおちんの喋り方や動きは、吹き替えの海外ドラマの女の子にしたくて。
特に、「ファーストデイ私はハナ」というEてれでやってたドラマのイザベラちゃんという女の子を意識しましたね。
(海外ドラマ実はこれともう一つしか見たことねぇんだけど笑)