公開中
(ルイスによる飛び蹴りが天泣を襲う…‼︎)
四月莫迦で投稿したかった奴です。
正直、存在忘れてた。
まだ四月だから良いよね((ルイスによる飛び蹴りがry
国立|迷兎《めいと》学園。
それはヨコハマにある、世界一入学の難しいと呼ばれる中高一貫校。
元々の偏差値が高いことはもちろん、一番な理由は募集人数が30名というところだろう。
在籍生徒は全校で180名と少なく、まさかの倍率は例年10倍前後。
これは、そんな学園に通う迷ヰ兎達の物語。
---
季節は春、4月上旬だった。
3月中旬から咲いている桜も散ることなく、今日から学園に通う中学一年生達を祝福しているようだ。
???「━━よいしょ、っと……」
“立ち入り禁止”の張り紙が貼られている扉が開かれる。
屋上へやってきたその生徒は、立ち入り禁止にされていることなど気にしていない様子で寝転がった。
空は真っ青で、雲がゆっくりと流れている。
???「……ふわぁ」
眠い、と生徒は目をこする。
今日は中等部も高等部も、入学式があった。
今の時間帯は、高等部の入学式が行われていることだろう。
生徒のネクタイは緑色、つまり二年生だった。
在校生は教室で入学式の中継を見なくてはならないが、その男子生徒は今もなお屋上にいる。
まぁ、普通にサボりだ。
???「こんな暖かい日は昼寝か入水に限るね」
茶色の蓬髪、そして身体中に巻かれている包帯。
そんな個性豊かな生徒━━太宰治は、起き上がって大きな欠伸をした。
一眠りしよう。
そう太宰が思った次の瞬間、扉の開く音が静かな屋上に響き渡る。
???「サボりは感心しないよ、太宰君」
太宰「……うわっ」
太宰は思わず、顔を歪ませる。
金髪に翡翠の瞳。
外国の血が流れているであろう生徒━━ルイス・キャロルは開いた扉が閉じないように寄り掛かる。
ルイス「“うわっ”と云われると傷つくね」
太宰「中也ならまだしも、ルイスさん相手に鬼ごっこはしたくないです」
ルイス「相変わらず呼び捨てにしてくれないんだね、君」
同じクラスなのに、とルイスは屋上へと足を踏み入れる。
何故か太宰は入学時から彼のことを“さん付け”で呼んでいた。
本人曰く特に理由はないらしいが、ルイスは気になって仕方がない。
さて、とルイスが仰向けになっている太宰の顔を覗き込む。
ルイス「早く帰ろうか。先生も待っているよ」
太宰「待たせておけば良いじゃん。時間の無駄だよ、入学式のリモート参加なんて」
太宰は視線を逸らし、目を閉じる。
ルイスはため息をつくことしかできない。
太宰「━━?」
ふと、起き上がった太宰が辺りを見渡す。
ルイス「……どうかした?」
太宰「何か違和感があって」
ルイス「違和感?」
立ち上がった太宰は、格子の先に広がる校庭を見る。
誰もいない筈の校庭に見える、一つの影。
太宰「……あれは━━」
その瞬間、今まで経験したことのないような揺れがルイスと太宰を襲った。
初めのうちは地震かと思っていたが、確実に違う。
学校の塀の内側から空高くへと伸びる壁。
壁は空までも覆い尽くし、二人の脳裏にある仮説が浮かぶ。
━━閉じ込められた。
学園に閉じ込められるなど、意味が分からない。
状況把握の為にも、二人は教室に戻ろうとするがそれは叶わない。
太宰「ルイスさん━━?」
ルイス「うっ……ぐあぁ……」
しゃがみ込んだかと思えば、ルイスは床を転がり回る。
ずっと頭を押さえて、全く離さない。
太宰「何が起こって……っ」
--- 英国出身の迷ヰ兎~番外編~ ---
--- 国立迷兎学園物語 ---
--- 2024/04/01 連載開始━━ ---
ルイス「━━するかぁ!?」
天泣「え、しないの?」
ルイス「今やってる連載完結させてからにしろ!」
天泣「ルイスくんのキャラが崩壊してます」
太宰「理由? もちろん二週間サボってたからだよ」
天泣「サボってませんけど???」
太宰「どうやら天泣は“異能学園バトル”が書きたいみたいだね。でも一からは書けないから二次創作になって、私達が登場したと」
天泣「その通りです流石太宰さん」
太宰「この先の展開を簡単に話すと生存者と合流して、化け物と戦うらしいよ」
ルイス「誰か死者が出るの確定でワロタ」
天泣「ルイスくんの口調どうにかならないかなぁ…」
太宰「因みに後書きみたいなところは今(4/5)に書いてるよ」
天泣「だからキャラ崩壊してます☆」
太宰「とりあえず君はさっさと最終章(笑)でも書いたら?」
天泣「(笑)じゃないし!? ちゃんと最終章ですけど!?」
太宰「それじゃあ、また会おうじゃあないか」
ルイス「またねー!」
天泣「ばいばーい!」
太宰「あぁ、伝え忘れてた。
この物語を読みたいというコメントが一通くれば一話、三通くれば三話分書くらしいよ。
最終章は矛盾が生まれないように丁寧に書いてるけど、これはあくまで“四月莫迦”で創られる番外編。
つまり、適当でも構わないわけだ。
私はもちろん出るけど、他のキャラで優先して欲しい人がいれば是非教えてね。
天泣が書けるかは判らないけど、多分次の話で合流させてもらえると思うよ。
じゃあ、私はこれで帰らせてもらうよ。
今度こそ本当に“さよなら”だ。
また会おうじゃあないか、親愛なる読者の諸君」