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2日目 ヴィランも大変っ!
Matetbutterflyの毎日は襲撃が来たら対応するのと、会議、たったそれだけだ。
会議が終わって襲撃がなかった日はもう自由。
たまに訓練なども入るがたまにだから楽。
Matet butterflyには絶対的王女、バイーラ様がいるだけで勝利は確定している。
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バイーラ「カフィちゃんー!」
と、本部の中を歩いていたら後ろから急に来るもんだから驚いてしまった。
カフィリー「わぁぁ!」
バイーラ「なんだー、カフィちゃんもかわいいとこあんじゃん!」
まあ、そう思われるのも仕方がない。
なぜなら、私はバイーラ様の前では震えてばかりだからだ。
カフィリー「バイーラ様の前では震えちゃうんです…」
バイーラ「そうなの!?普通にしてくれていいのに~!なんならため口でも!」
カフィリー「なんでそんなに私に優しいんですか?バイーラ様」
これは入ってからずっと思っていたこと。
バイーラ「んー、それはカフィちゃんは私にとって特別って認識してるから!」
カフィリー「特別か…!」
そのとき、私は今までにないくらいの笑顔を見せた。
--- 翌日 ---
バイーラ「隊長、役人、女王会議を始める。さあ、カフィちゃん。怖がらずに言ってみて。」
カフィリー「皆様にお知らせしたいことがあります。」
すると、第3部隊隊長のぺテルティが言った。
ペテルティ「カフィリーってつえーの?俺より弱いやつならいらない」
ハズキ「口を慎めペテル」
ペテルティ「そもそも、隊長でも役人でもないでしょ?」
え、なにこの空気…。いいずら。
そう思っていたらバイーラ様が話し出した。
バイーラ「人が話そうとしているときに遮るな。ペテルティ。ハズキが注意していただろう?」
ペテルティ「チッ。申し訳なかったですよ。」
すると私は怒りを抑えられなくなり行動に出てしまった。
カフィリー「ペテルティ。バイーラ様になんてことを。」
私は自分の2つの能力、剣技と魔術を織り交ぜて刀を首におき、魔術で体を拘束した。
ペテルティ「なんてことを…」
カフィリー「私が今言おうとしたことは、私自身がバイーラ様の秘書兼守護役という役人になったということだ。あまり舐めるな」
私がこんなことを言ったのははじめてだった。
でも、バイーラ様のためだからこんなことを言えた。
バイーラ「ありがとう、カフィリー。ということで、カフィリーの役は上位の方になるからそこを覚えておいてね。この空気で会議をする訳にも行かないからまた明日ね。」
それで会議が終わった。
バイーラ「カフィちゃん。大丈夫?無理してあんなことしなくていいんだよ?」
カフィリー「私はバイーラ様のためなら何でもする役に入った以上、やらなければいけない。バイーラ様を守ると。」