公開中
魔物が悪なんて誰が言いました?#5
久しぶりのまもあく投稿となります!
一部ですが、参加者様方も出てきております。
次回には敵枠以外の全員出すつもりでいますので、そのつもりでお願いします。
ディーア視点
皆と食事を終えて数分後、ピアがキョロキョロと辺りを見回していた。
ディーア「ピア、どうかしたか?」
ピア「あ、えっとね、わたしのおともだちがきえちゃったの!」
ディーア「お友達?」
ピア「うん!とってもたいせつなおともだちなの!」
カリー「それは大変ね。どこまで持ってたか覚えてるかしら?」
ピア「えっとね……ママといたときはもってて……ここにくるときはなくなってたの…」
ジェリア「じゃあ、そこまで戻ってみたら?」
ピア「うん!そうする!」
ディーア「じゃあ、皆で行くか」
カリー「そうね。行きましょピアちゃん」
ピア「分かった!」
---
森
ディーア「大分暗いな……」
ジェリア「もう夜だからね。仕方ないよ」
ピア「ブルブル……」
カリー「ピアちゃん、私の近くにおいで」
ピア「うん……」
ディーア「早く見つけて帰るか……」
ジェリア「……ん、ここら辺じゃない?」
ピア「ぁ……みたこと……ある…」
ディーア「当たりだな」
カリー「えーっと………あ、ピアちゃん、これかしら?」
ピア「!そう!ピアのともだち!」
ピアが指を差したのは、少し汚れている兎の人形だ。
カリー「見つかってよかったわね~」
ピア「うん!あ……!」
ディーア「ピア…どうかしたか?」
ピア「見て!かわいいうささん!」
兎「?」
カリー「あら~可愛らしいわね~!」
兎「ブルブルブルブル」
カリー「あれ…?」
ディーア「カリー、魔力が漏れすぎて怖がられているぞ」
カリー「あぁ、そういうことだったのね…」
兎「ぴょんぴょん」
ピア「あ!まって~!」
ジェリア「あ、ピア!あんまり遠くに行き過ぎると……!」
ディーア「早いな…」
カリー「ねぇ、あの子の行った先…魔物の気配があるわ」
ディーア「本当か?」
カリー「えぇ、それも強力ね」
ジェシア「急いで行こうか」
ピア視点
ピア「うささーん?」
どこいっちゃったんだろう……。
カリーおねえちゃんのこと、こわかったのかなぁ?
じゃあ、カリーおねえちゃんに、いっしょにごめんなさいして、なかなおりしてもらわなきゃ!
ピア「あ!うささ……」
魔物「グルルルル……」
ピア「?」
このこ、うささんじゃない…。
おおきいくまさんだ……。
ピア「ねぇくまさん。うささんがどこにいるのかしってる?」
魔物「グアァ!!」
ピア「ひっ…!」
こわいっ……こわいよ……。
いたいことしてこないで……。
???「よっ」
ピアを抱えながら魔物の攻撃を避けて、近くに逃げる。
???「お前、大丈夫?」
いま、たすけてくれたの…?
ピア「う、うん……ありがとう…………」
そのひとのかおを見ようとしたら、もういなくて、おおきいくまさんがいたばしょにいた。
ピア「かっこいい…!」
ディーア「ピア~!!」
!おにいちゃんのこえだ!
ピア「おにいちゃん!」
ディーア「ピア、大丈夫だったか?」
ピア「うん!たすけてくれたの!」
ディーア「助けてくれたって…」
???「あれ?もしかしてディー君?」
ディーア「その声……クリスか?」
おにいちゃんがびっくりしたかんじでわたしをたすけてくれた人のなまえ?をよんでる。
クリス「久しぶり~!元気してた?」
カリー「あら、クリス君じゃない。本当に久しぶりね」
ジェリア「うん。最近顔も見てなかったもんね」
クリス「カーちゃんもジェリさんも!」
ディーア「こんな夜中になんでいるんだ…?」
クリス「今日は星が綺麗だったからさ!久しぶりにディー君にも会いたいし、一緒に見たかったから!」
ディーア「なるほどね…」
クリス「ところで、この子は?」
たすけてくれた人が、わたしとめせんをあわせて聞いてくる。
ピア「わたしピアっていうの!おにい?おねえ?」
あれ?この人どっちなんだろう……?
クリス「どっちでもないよ。クリスって呼んで!」
ピア「クリス!」
クリス「そうだよ~。よろしくね~」
あたらしいおともだち…!
ピア「んふふ……」
またおともだちふえたのがうれしくって、ついつい声に出しちゃった。
カリー「ピアちゃんったら、もうクリスのことを友達認定したみたいね」
ディーア「あぁ、本当に早いな」
クリス「え?ほんと?嬉しいなぁ~」
ディーア「まぁ、今日はもう遅い。クリスも来るか?」
クリス「じゃあ甘えさせてもらって~」
ジェリア「ボクはそろそろ帰るよ。またね」
カリー「えぇ、また」
クリス「ばいば~い」
ピア「ばいばいっ!」
ディーア「帰ったら風呂入らないとな……。カリー。頼んだぞ」
カリー「えぇ、わかったわよ」
ディーア視点
次の日
また朝が来た。別に悪魔は日光が苦手とかそういうのはないが、窓から差し込む光は眩しくて目が覚める。
ディーア「ううん……」
ピア「おにいちゃーん!」
ボフッ(ピアがディーアの上に乗る)
ディーア「うぐっ…」
ピアは軽いからいいけど……急に乗られたら痛い……。
ピア「あさだよ!おにいちゃん!」
ディーア「わかったわかった…。着替えていくから、カリーと待っててくれ…」
ピア「カリーおねえちゃんいないの!」
ディーア「あぁ…帰ったか…」
まぁ長い間いると疲れるだろう。また気が向いたら呼ぶとするか……。
カリー「ただいま~」
と思ったらカリーが帰ってきた。
いつもなら何も言わずに帰ってるのに……。
ピア「おねえちゃん!」
カリー「ピアちゃんおはよう。よく眠れたかしら?」
ピア「うん!」
ディーア「カリー、消えたり戻ってきたり…どうしたんだ?」
カリー「これには事情があってね。私だってピアちゃんの相手をしていたいけど、魔物たちの保護もやっていかないとなの。貴方の頼みだからね」
あぁ…そういえばそうだったか。
かなり昔に、魔王の保護下に入っていない魔物を保護してくれって頼んだか……。
俺やクリス…それと、酒鬼マラと言う魔王がいるが、正直面識はない。
今現在魔王は3人いるし、魔王の保護下にいない魔物は多い訳じゃないが、それでも0まで行くのは程遠い。
もう日常的にやってくれてるおかげで、保護下に入っていない魔物は少なくなっているはずだ。
カリー「だから、私の同僚を連れてきたのよ。彼ならいつでも暇人だろうし」
ディーア「あ~…カナタか…」
カリー「えぇ」
確かにそいつなら、ピアを任せられるし、信用に足る人物だ。
本人が承諾すれば俺も快く任せられる。
だが、そいつもそいつで暇ではないのでは…?
カリー「問題ないわ。彼の仕事は私が引き継ぐつもりよ」
ディーア「それならいいか……」
ピア「あたらしい人くるの…?」
カリー「えぇ、カナタ。いつまでそこで突っ立ってるの。こっちに来なさいな」
カナタ「は、はい!!」
ピア「?」
カリー「ピアちゃん、紹介するわ。この人はカナタよ」
カナタ「俺はカナタや。覚えておいてくれや〜」
ピア「カナタおにいちゃん!」
カナタ「おお~、人懐っこくてかわええな~」
ピア「んふふ……」
カリー「カナタ、今日はピアちゃんのこと、頼んでいいかしら?」
カナタ「カリー様の為ならお任せください!」
カリー「そう、よろしく頼むわね」
ディーア「お願いするよ」
カナタ「任せとき〜!」
そして俺は、いつもの仕事へと戻ることにした。
やっべ全然出てきてねぇ……………。
やっぱりキャラ崩壊してたら本当にごめんなさい………。
次はジェリア視点から入ります!
次はもうちょい早く書けたらいいなぁと思ってますので気長にお待ち下さい!
では!