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惚れ薬の偽物の恋①
登場人物
名倉裕太 ヤンデレ
長嶋小夏
一話!!! ピンク色の誘惑
始まりは、幼馴染であり恋人であるはずの名倉裕太の部屋で差し出された、一杯の飲み物だった。
「はい、小夏ちゃん。これ、小夏ちゃんのために作った特製の『あまみるく』だよ。練乳もたっぷり入れたから、すごく甘くて美味しいはず。ほら、冷めないうちに全部飲んで?」
裕太はいつも通りの優しい聖母のような笑みを浮かべていた。小夏はその言葉を疑うこともなく、ガラスのグラスを受け取ると、喉を鳴らして一気に飲み干した。濃厚な練乳の甘さが口いっぱいに広がり、どこかほっとするような温かさが胃に落ちていく。
「美味しそー。うん、美味しい!」
「ふふ、小夏ちゃんが美味しそうに全部飲んでくれて、僕、本当に嬉しいな。ずっと小夏ちゃんにこれを飲んでもらうところを妄想してたんだ」
裕太は空になったグラスを受け取ると、小夏の顔をじっと覗き込んできた。その瞳は、いつも以上に不自然なほどキラキラと輝いている。その異様な熱量に、小夏は一瞬だけ奇妙な胸騒ぎを覚えた。しかし、それ以上に強烈な感覚が彼女の体を襲い始めていた。
「……あれ? 小夏ちゃん、なんだか少し、顔が赤いよ? 体がふわふわしてきたり、まぶたが重くなってきたり……してない?」
「なんか……ふわふわする……かも?」
言葉がうまく紡げない。スマホを持っていた指先から、急速に力が抜けていく。重力がいきなり何倍にもなったかのように、体がクッションへと沈み込んでいった。
「あーやっぱり。……大丈夫だよ、小夏ちゃん。僕がちゃんと支えてあげるからね」
ふらりとよろめいた小夏の体を、裕太の細い腕がしっかりと抱きとめた。絶対に逃がさないというような、拒絶を許さない強い力だった。視界が急速にぐにゃりと歪み、ピンク色の不気味なモヤが頭の中を埋め尽くしていく。
「すごく眠いでしょう? 頑張って目を開けようとしなくていいんだよ。これから小夏ちゃんは、僕のなかだけで生きていくんだから……。ねえ、小夏ちゃん、最後に僕の名前を呼んで?」
かすむ視界の向こうで、裕太が愛おしそうに微笑んでいた。小夏はその笑顔に引き込まれるように、最後の理性を手放しながら、小さく唇を動かした。
「ゆ、うた……」
「……うん。正解だよ、小夏ちゃん。大好きな小夏ちゃんに名前を呼んでもらえて、僕、世界で一番幸せだな」
裕太の腕の中で、小夏の意識は完全に深い闇へと落ちていった。
昔作ったやつコピペした
今より昔の方が語彙あって泣きそう