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ラズベリーの物語 #1~転校生~
蘭ちゃんが新一のことずっと考えてる設定。途中にある~~~~~~~~~~~~~~~~っていうのは場面が変わったみたいな意味です!
帝丹高校の先生わからなかったからちょっと捏造。
お待たせしてすいません!
~帝丹高校~
(新一・・・)蘭は新一のことを考えていた。(またいつ会えるのかな・・・)すると、「蘭!」園子が話しかけてきた。「わっ!園子!びっくりさせないでよ・・・。」「また新一君のこと考えてたの~?」蘭はギクッとした。「ほら〜図星じゃん!それより、聞いた!?このクラスに転校生が来るって!しかも三人!」「そうなの!?」確かに、教室はいつもよりざわついている。「もしかして・・・イケメンだったりして!!」園子はいつもより目がキラキラしている。「た、楽しみだね!」若干引きぎみの蘭も笑顔で返した。すると、先生が入ってきた。「みんな席につけ〜」(席に座る)「今日は三人の転校生を紹介するぞ。・・・入って来てくれ。」
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~帝丹小学校放課後~
「今日は雨だな~」「残念ですね・・・せっかくみんなで遊ぼうと思ったのに。」元太と光彦がいう。すると、プルル、、、コナンの携帯が鳴った。さりげなくみんなから離れると、「もしもし?」『コナン君?』電話の相手は、ジョディだった。『あとで、工藤邸に集合ね!』「え、え?」『じゃ、バイバイ☆』
ツーツー
「ハハハ、、、」最後にはこちらにまでウインクが飛んできそうな声色で切られてしまった。(でも・・・)コナンは一転して深刻な顔になって考えた。(先生がわざわざ俺の家に呼ぶっていうことは、なにか組織の情報が入ったのか?)「あ〜みんなごめん!今日用事が入ったから遊べねえ〜」と言い訳をいう。「なんだよ〜」元太がうなだれる。すると灰原が「なにかあったの?」と鋭く聞いてきた。「いや、何もねえよ。ほんとに用事なんだって。」灰原はまだなにか言いたげな顔をしていたが、何も言わないでくれた。
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「キャー!!」転校生が入った瞬間、クラスから歓声が上がった。その理由は、転校生が美男美女だったからだ。「静かに!名前を名乗ってくれるか?」
1人目は女子。「初めまして!花城純といいます!仲良くしてください!」
笑顔が可愛い、明るい女の子だ。とても人懐っこそう、と蘭は思った。
2人目も女子。「初久田奈といいます。よろしくお願いします。」
おとなしそうだが、とてもかわいい。お姉さんみたいだな、と蘭は思った。
3人目は男子。「速水彩夢です。仲良くしてくれると嬉しいな。」
眼鏡が似合っていて、優しそう。近づきやすいオーラを放ってるな、と蘭は思った。
「はい、ではみんなこれから仲良くするように。」
3人の自己紹介が終わると、クラスのみんなは3人に釘づけになっていた。男子は純と田奈。女子は彩夢。園子も夢中だ。(園子、京極さんがいるのに・・・)蘭は少し苦笑いをした。
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~工藤邸~
コナン、ジョディ、キャメル、沖矢は机を囲んで座っていた。「で?どうして私たちを尾行に気を付けながら、ここに呼び寄せたの?組織の情報が入ったの?」聞いたのはジョディだ。「ああ。キールから情報が入った。」沖矢・・・赤井は携帯を操作しながら言った。「これだ。」そう言って赤井が見せたのは、「ラズベリー」と書いてあるメールだった。「ラズベリー?フルーツですか?」キャメルが思わず質問する。「半分あってはいる。このラズベリーはラズベリーの果実酒のこと、、、やつらの組織の一人だ。」「「「!?」」」赤井の言葉に、三人は目を丸くした。「赤井さん、ラズベリーのこと知ってるんでしょ!?教えて!」「俺もそう言おうと思っていたところだ。俺の知っている情報を伝えよう。」
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~帝丹高校休み時間~
休み時間になると、三人の周りに一気に人が集まった。「速水さん!誕生日いつ?」「花城さん!俺○○っていうんだ!」「初久さん!好きな物ある?」質問攻めにされている。すると、先生が「あんまり困らせるんじゃないぞ〜」と言った。そこで、みんな渋々少し離れた。そこで、蘭と園子も声をかけに行った。「私!鈴木園子っていうの!よろしく!」と自己紹介すると、「もしかして、鈴木財閥の?」「はい!」「すごいね!」彩夢にほめられたことで、園子は少し照れぎみだ。「私、毛利蘭っていうんです。よろしくお願いします!」と蘭も自己紹介すると、彩夢は「毛利って、、眠りの小五郎の!?」と言う。「そうだよ!」と返事したのは、世良だった。「ボクは世良真純!女の子だよ!今探偵をやってるんだ~」と自己紹介する。「「「探偵!?」」」と三人は驚く。「面白そうだね!!」「あの、もしよかったら教えてくれませんか?」「オレ、推理好きだから、やってみたい!」三人が個々に反応する。「でも、ボクよりもすごい探偵がこのクラスにはいるんだ・・・その名も工藤新一!蘭ちゃんの彼氏だよ☆」とさらーっと新一は蘭の彼氏ということを暴露する。「工藤新一って、聞いたことがあります!有名ですよね!でも、そんな人を彼氏にもつ蘭さんも、凄いと思います。」と田奈が褒める。「あ、ありがとうございます。」蘭も照れながらお礼を言う。「そんなに興味があるなら、家に行ってみる?」世良が提案する。「え、でも・・・今工藤新一さん家にいないんですよね?」純が問う。(ん?)世良はその発言になぜか違和感を覚えた。(なんだ・・・?)「大丈夫!蘭は新一君の家の合鍵持ってるから!行こうよ~!」園子が言う。「今は沖矢昴っていう人も住んでるんだよ!」「「「!」」」純は目を細め、田奈はさっきまで閉じていた目を開け、彩夢は目を見開いた。目だけのわずかな変化だったが、世良は見逃さなかった。(昴さんのこと、知ってるのか・・・?)「とにかく行こうよ〜」園子はさらにノリノリで言う。どうやら彩夢と行きたいようだ。「明日なら・・・」田奈が提案すると、ちょうどみんな都合がよかったらしく、明日行くことに決まった。「じゃあ、明日の放課後みんなで行こう!」「「「うん!」」」
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「まず、ラズベリーは、多分女性だ」「多分?」一つ目の情報にコナンは質問する。「一人称は僕だからな。それに変装の可能性もある。」まだ不確定の情報のようだ。「次に、ラズベリーはオッドアイだ。」「キュラソーみたいな?」コナンのいうキュラソーは、組織の仲間だったが、助けてくれたオッドアイの人物だ。「そうだ。右目が紫、左目が赤。」赤井が頷いて答える。(大きい特徴だな・・・)コナンは考える。「ラズベリーは情報収集にたけていて、ハッキングなどもお手の物。」「・・・パソコンを使うのが得意、ってことか。」(となると、監視カメラは役に立たなさそうだな。)「最後に、あまり関係ないかも知れないが、スコッチという男と仲がよかった。」(スコッチ・・・?世良が会ったことがあると言ってたな。そういえば、世良は赤井さんを追いかけてたんだっけ。)「赤井さん、スコッチってどんな人?」コナンが質問する。「・・・本名は分からないが、公安から潜入していたNOCということは分かる。」「・・・。」コナンは考え込む。「すまんな。あまり情報がないんだ。」赤井は申し訳なさそうにいう。(?何か隠してる・・・?まるで話を変えようとしてるみたいな・・・)コナンは赤井の言動に違和感を感じる。「ラズベリーのことについてはそれくらいしかわからないんだ。」という赤井の言葉で、コナンは我に帰る。「うん、ありがとう!」コナンはお礼をいう。すると、「プルルル・・・」電話がかかってきた。「あ、ちょっとトイレ!」かかってきたのが新一の携帯だったので、コナンはとっさに部屋を出る。変声機で新一の声にすると、電話に出た。「もしもし?」『あ、新一?クラスに転校生がきたの!花城純と初久田奈っていう女の子と、速水彩夢っていう男の子。』「へえ~」『それで、その子たちに新一のこと教えたら、凄い興味を持って、新一の家に行こうみたいな流れになっちゃって、明日行くんだけど、いいよね?』「!?え、もう決まってるのか?」『うん。ごめんね。』「あ、ああ・・・まあ・・・いいけど・・・。」『ありがとう!じゃあ、またね』
ツーツー
「・・・。」コナンは考える。(沖矢さんと会わせても大丈夫か?)少し心配になったが、多分大丈夫かな、とコナンは思うことにした。
ジョディのコナン君の呼び方クールキッドか迷ったけど今回はコナン君にしました。あとジョディが工藤邸っていうのおかしかったかも。長かったけれど、読んでくださりありがとうございました!