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キラー君で「ビターチョコデコレーション」
ちゃんとした小説仕立ての曲パロです☆
???「やあ?」
あの人間を過度に、いや、何も信じないように。
愛さないように。平和に|進む《戻る》事を期待しないように。
そんな考えを抱きながら、あいつの動きをずっと見ていた。
???「釣れないじゃないか・・・?」
かと言って、そう言うあいつに対しての角が立たないように。あいつに、疑われないように。
無駄に気取らぬように。物語のNPCとして、目立たぬように。
そんな思いであいつの言いなりになって行く。
???「ほら、あいつからだよ。」
誰一人傷つけぬように。誘いには乗らない様に。
仲間を虐めぬように、ましてや殺さぬように。
かと言ってあいつに対しての偽善がバレないように、そして、威張ってしまわないように。
「はは・・・。」
軽いジョークで自分を保つ。そんな事をしなければすぐ壊れてしまうから。それでも、リップサービスも忘れぬように。
どんな時も、笑って|愛嬌振りまく《罪を誤魔化す》ように。
*ビターチョコデコレーション*
???「兎角言わずにたんと|召し上がれ《殺り合って》。」
*ビターチョコデコレーション*
???「食わず嫌いはちゃんと直さなきゃ、そうだろう?」
そう言って、俺にナイフを持たせて来る。
|彼奴等《モンスター》を殺してしまった、その罪が背筋を伝っていく。
頭が空っぽになる。スケルトンだけに、とかふざけた事でなく、何も考えられなくなる。
その後に残る心が本物なら、俺もニンゲンと同じだと言う事なのだろうか。
???「はは・・・きっと君だって私達と同じなんだろう?」
そんな言葉を言われて、俺は思っていた事を言った。
「ところで一つ伺うが、前、何処かで?」
それを口にすると、彼奴のにやけた顔が真顔に戻った。それに強い圧を感じて、逃げる様に口にした。
「やっぱ、いいや。」
無駄に自我を晒さぬように。
勿論話さぬように、自分でも分からぬ程に隠すように。
でも絶対口を閉ざさぬように、いつまでも笑みを張り付けている。そうでもしないと、弱く、負けた自分が出て来てしまう。
彼奴を笑わすのではなく、こんな事をした俺が笑われるように。
あのニンゲンをちゃんと敬うように、
"神様"みたいに崇めるように。かつてないほど讃えるように。
でも決して、嫌味として捉えられないように。そんな事をしてしまっては・・・。
だから、彼奴に対してはふざけないように。
集団参加の終身刑を受けて、
またへーこらへーこら言っちゃって、無様な姿を見せて来る。
「あれっ、その、ちょーぜつ、さいきょーじゃん!」
とかどーでもいーのに言っちゃって。そんなの、心の何処かでは嫌がってるに決まってる。
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「毎朝毎晩・・・彼奴等が・・・もう限界だ・・・。」
まるで宗教みたいな社会に変わってしまったように。幻覚を見ているのか何か分からないが、集団リンチされている様で。
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???「でも、決して発狂してはいけない。それは逃げている事と同じ、そうだろう?」
胸にチクリと何かが刺さる。
・・・いや、元からとっくにあったのかも知れない。それは、段々と自分を蝕んで・・・。
俺は・・・?
*ビターチョコデコレーション*
時に、自らで掴んだ|LOVE《愛》のせいで、自分自身が汚れてしまった。
皆の塵が、僕に降り掛かる。
手に入れたEXPでまた進める。
*ビターチョコデコレーション*
???「|立つ鳥《彼》の後は、きっと塵塗れさ。」
初めはあんな、卑下する為の大言壮語を並べて、僕の行動は正当なものだとしていたけど、
嫌よ嫌よ、としていても好きの内だった。
???「いやはやしかし・・・。今回が初めてで、こんな残酷さとはね。君、センスあるよ。」
奴から褒められて、少し嬉しくなった。
それと共に、奴はEXP集めの邪魔になるのでは?そんな思いが頭の隅に表れてしまった。
`恋`したあの季節に・・・
???「*ビターチョコデコレーション?*」
`恋`する気持ちで・・・?
「*ビターチョコデコレーション*!」
「・・・Chara。」
???「どうした?」
`*F.U.C.K.Y.O.U*`
*LOVEがあがった
「*ビターチョコデコレーション*・・・?」
皆が望んだ理想・・・ニンゲンに殺されない事に憧れていたのかな・・・僕だって。
キラー「ビターチョコデコレーション!」
個性とか、情とかはあったって僕の邪魔にしかならない。だから、全部焼き払うんだ。
ナイトメア「ビターチョコデコレーション?」
くだらない世界への欲だとか、殺さないってエゴこそ、殺して、土に|埋め《還し》てあげるべき。
それこそ、ボスが望むものだから。
キラー「ビターチョコデコレーション・・・!」
キラー「僕はやっと・・・やっとちゃんと殺せる様になったんだよ!Chara!」
*ナイフがそらをきる
明日もきっとこの先も、いつまでも。
生き地獄は続く、ボスが居るのなら何処までも。
でも・・・それが彼の選んだ道でもある。
嗚呼、それだからどうか今、この楽しみを味わえる時だけは。
綺麗だった、覚えてもない頃の気持ちのままで
キラー「一糸まとわずにやってこうぜ!」
キラー「ああ思い出した!あんたあの時の、生真面目そうな・・・。」
`Frisk?「=)」`
「・・・っ!?」
キラー「やっぱ・・・いいや。」
2283文字。
凄いですよね、1ヶ月ぐらい眠ってました()
こういうタイプの曲パロ難しくて・・・最後はほぼ逃げですよ。
何なら途中で迷走しまくりましたから。これどういう事やねん()ってね・・・。
意味が分かりにくすぎるので、ご要望などあれば私が隠した意味のご紹介もするかも知れません。お気軽に。
それと、これ書いてたらもう午後の11時近くになってしまいましたね・・・()
これからも無理せず執筆しようと思います!!