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1.クラスの私
こんにちは!莉桜です!
「正反対な私と君」というシリーズの小説です。
暖かい目で見ていただけると助かります。m(._.)m
「やっと授業終わったー!」
「おーい!#名前#!」
「あ、みんな!」
私は立ち、廊下に出た。
私は#名字# #名前#。今年の春、この中学校に入学してきた。
親友の5人とはクラスが離れてしまったが、休み時間になったらみんなで集まって話したり、登下校したりしている。
「暑いねー。」
「まだ6月なんだけどね。」
「そういえば、クラスの人とはどう?」
「結構楽しいよ!知り合いも何人かいたから。」
2人は''水岡 結衣"と"光村 栄華"。
「ウチも。美央と同じクラスだしね。」
「私も。クラスの人と話せるようになってきたし。」
「#名前#とクラスも近いからね!」
3人は"西出 莉愛"と"天川 奈乃"と"叶井 咲希"。
この5人は、私の「唯一」信用している友達だ。
「あ、そろそろ時間だ。じゃ、バイバイ!」
「あ、うん。バイバイ!」
5人が帰った後、私は黒板を見た。
···黒板、消えてないな。
私は黒板消しを手に取り、消し始めた。
「あ、#名字#ごめん、忘れてた。」
「···ううん、気にしないで。」
「さすが「優等生」。優し。」
「···。」
何があっても、どれだけ嫌なことがあっても、みんなに優しくする。
絶対に、怒らない。それが当たり前だった。
クラスの私は、みんなにとって「優等生」だから。
「#名字#さん、大変じゃないの?他の人の仕事もして。」
「大丈夫。「好きで」やってるから···。」
そう言い、私は笑った。
そう。「好きで」やっている。みんなが、笑顔になるなら。みんなに、自分が認めてもらえるのなら。私は、それで···。
···いいはず、なんだよ。
···それなのに。
···どうして、こんなに辛く感じるの?
読んでくれてありがとうございます!
(ちなみにこれ初小説)
それじゃあ、次回もお楽しみに!