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バタフライエフェクト ◇第1話◇
桜都。
〘 登場人物 〙
主人公:城華 楪羽 Tachibana Yuzuriha
シーンキャラ:瑠璃
監督 ・ ママ ・ マネージャー(明石 七瀬)
「では、シーン16はじめッ!」
ーカンッ!!
『お父様…、わたくし嫌ですわ。お父様と離れ離れなんて…!』
『もう決まったことだ、しょうがない。その口調も全て捨てなさい。』
『お父様っ…!!』
『瑠璃、もう良いのよ。あのひとのことなんか…!!』
『お母様…。そんなっ、』
ーカンッ!!
「いいね、楪羽くん!!この調子で、明日も頼むよ。」
「わかりました!それでは、失礼します!」
稽古場を出るまで気は抜かない。
それが、天才子役・城華 楪羽のさだめ。
求められる演技に倍で返す、需要と供給の不均衡。
(まあ、それでも私の可愛さは画面一面に収められないけどね。)
私は俗世間に言う『天才』。
持って生まれた、『出来の良い演技』と私の『可愛い』ルックス。
それらを全部現せるのは…ここ、ドラマ!
「楪羽ちゃん、お疲れ様!」
「七瀬ちゃん!そっちもお疲れ様。もう帰る?」
「うん、駐車場行こっか!」
私の担当マネージャー・明石 七瀬。
最近有名の成田 万李って人とお付き合いしてるらしい。
「お疲れ様〜!楪羽!」
「多聞くん。お疲れ様です。」
このひとは、F/ACEのセクシー&ワイルド担当の福原 多聞くん。
今回の私が演じる中学生・瑠璃の幼馴染役。
ダブル主演ってこともあって仲良くなった。
「楪羽の演技、メッチャ良かったぜ!成長したな〜!!」
「どうも…。」
とはいえ、私ももうそろそろ高校生。
俳優として名高いけど、バラエティー番組にも出て人気を増やさないと…。
「嫌なこと考えてる顔。」
「なによ、七瀬ちゃん。別にいいじゃない。私も私のこと考えてるのよ。」
「万李さんに似て、少しは裏表あるとは思ってたけど…。あんまりないよね、楪羽ちゃんは。」
「ないっていうか、もうテレビで素を出しつつあるから。」
「そっか、そういえば楪羽ちゃん、高校どこ受けるの?やっぱり、芸能科?」
「芸能科も考えたけど、人気がなくなったら居づらいからどっかの普通科でも受けようかな、って。」
「ふぅん。私楪羽ちゃんくらいのころはまだ将来のこと考えてなかったな〜…。」
「家芸能事務所だもんね。」
「そうそう。」
七瀬ちゃんの家は私の所属するインフィニティプロダクションの社長の妹さん。
「そういえば、楪羽ちゃん。」
「何?」
「楪羽ちゃんにオファーがあったよ、なんとね万李さんと一緒の映画!!」
「ふぅん。万李くんのマネージャーでもあるんだもんね。じゃあ受けるよ。そっちのほうがマネージャーやりやすいでしょ?」
「そうだね、じゃあ受けておくね〜。」
◇
「『壊れた世界の一つの花』主演・城華 楪羽さん、福原 多聞さんクランクアップです!」
「「ありがとうございます!」」
「楪羽ちゃん、役決まったよ!今回も主演!」
「本当?ありがとう、七瀬ちゃん。」
「それでもう一人の俳優さんがね〜、×× ××(名前)!!」
「え」
展開がごちゃごちゃしてて見にくくてすいません。