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副部長からラブレター!?#1
原作は#2ですが、とうどが間違えていたので創作は#1にしました。(前回は0.1で序章だったので。)創作といっても、元はとうどとれみり(私)のリレー漫画的なコラボ作品をリアルでやってて、それをとうどが公開して、そのあとコラボアカウントを作って、これを詳しくして公開しました。あ、前回に#0.1があるので、それを見ないと、意味がわからないと思います。「じゃあね。さっさと別れて。」以降は原作とは違い、りあるなリレー漫画通りに書いています。新キャラも出てきます。お楽しみに!
学校が終わり、家に着いた。スマホを開くと、LINEを開いて、菊ちゃんへとメールを送った。
そのLINEを見て、つい舌打ちした。メールにはこう書いてあった。
『私、副部長と付き合うことになったんだ…☺︎』
菊はそれを見て、「知ってるよ、そんなこと。自慢のつもり?」と呟いて、LINEブロックと書いてある画面を開いて、“桜”の文字が画面に出てきた。
そうすると、スマホが鳴った。
「菊ちゃんから、返信来たかな」
スマホの斜め上に文字が出てきた。タッチしてみる。「えっ…」
『東空菊/Kiku Higashizora』があなたのアカウントをブロックしました』
「何でだろ」と呟いた。
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次の日。「菊ちゃん、私、なんか悪いことした?」
そういうと、菊ちゃんはぶっきらぼうにこう返した。
「先輩と別れたら、わかるわよ…。」
「えっ?」
「じゃあね。さっさと別れて。」
菊ちゃんの机の前で呆然していると、ドアがきしむ音がして、昨日のように副部長が現れた。「呆然している場合じゃない」と自我が言っているような気がしたから、汗を流しながら、菊ちゃんの机から離れて、副部長のところに行った。その間に、後ろから菊ちゃんからの視線を感じた。かすかにシャーペンの音が聞こえて、髪を折る音が聞こえた。そんな音は特に気にせず、副部長と部活のことを話した。ドアのところで話してたから、教室に戻って、読書を始めようとすると、菊ちゃんが折った紙を持って廊下に走っていった。廊下を歩く副部長の方に行った。私はドアのところに隠れて、見ていた。副部長のことだと、気にしないことができない。廊下の突き当たりで、2人が話している。菊ちゃんが、「センパイ、見てください。」と行った気がして、副部長がそれを見て「あ…僕はもう桜さんと付き合っているので」と言った。その後副部長がごめんね、と言って階段を登っていった。悲しそうな顔で菊ちゃんが教室に戻っていった。教室は私と菊ちゃんだけでとても気まずい。チャイムの音が聞こえてほっとした。
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その夜。私は「何でよ、菊ちゃん…」と思いながら、菊ちゃんは「何でよ、センパイ、桜…」と思いながら、悲しい夜を過ごした。
次の日。いつものように学校に着いたら、見慣れない、白髪のショートカットの子がいた。前髪がぱっつんで、かわ…いい?
先生が来て、ホームルームが始まった。そうすると、白髪のショートカットの子が無言で黒板の前に出てきて、小さくおじぎ?いや、礼…をして、先生が黒板にカッカッと文字を書いた。「鳥城 ふじ」と名前を書いた。そして先生が
「新しく転入してきた。鳥城ふじさんだ。席は…あのスペースが空いてるから、霧坂さんの隣な。」
ふじ《《さん》》がそう言われると、先生の方をゆっくり向いて、「あの、机ないんですけど」
と言った。そうすると先生が
「あ、ああ、ごめんな…。席、用意しとくな。」
と言って、教室を出ていってしまった。ふじ《《さん》》がしばらく呆然していたら、その空間で立っていた。先生が机と椅子を運んでいると、私の席の近くの空間に机と椅子を置いて、
「ここな。」
と言って、ふじ《《さん》》がそこに座った。座った瞬間、教室はざわついた。
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「あの子、この前テレビ出てたよね…。」
「なんかすっごいお金持ちなんだっけ…?」
「この学校乗っ取ったりして…。」
「乗っ取ったりされかねないよねぇ…」
根も葉もない噂が、いやでもふじ《《さん》》の耳に入ってきたみたいで、ふじ《《さん》》はしばらく下を向いていた。
そんなところで、何かの血が騒いだ私は、ふじ《《さん》》に話しかけてみた。
「あ…あの、よろしくね。」
「よろしくなのだ。」
え?まさかのなのだっ子?可愛すぎない?こんな可愛いことある?え?でもさぁ、この子もしかしてさぁ、学校じゃなくて私の彼氏乗っ取ろうとしてる?あ、やべっ、私も根も葉もない妄想をしてしまった。ふじ《《ちゃん》》、かわええわぁ…
って!現実逃避してた。でも、可愛いってのは認められるかも。
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放課後。私はみてしまいました。ふじちゃんが、副部長を陰で追い詰めていました。
「私が、桜サマを守るのだ…。だから、別れてほしいのだ…。」
「そ、それは…。無理だよ。」
「そう言うとは思わなかったのだ。なら、勝負なのだ。」
「…する価値はある」
「じゃあ、明日勝負なのだ。」
「わかった」
これは、まずいな。いくら陰に隠れてみているとはいえ、恥ずかしさは抑えられない。
その夜。ふじちゃんは、家で、何の勝負をするのかを悩んでいた。
「それにしても、何の勝負にするのか迷うのだ。ググるのだ。」
「…これはいいのだ。」
さて、ふじちゃんはどんな勝負にするんでしょう!あ、あけおめ〜