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天才・星宮さんのヒミツ
私、光嵜さんゆ。
エール高校に通う、高校2年生。
私の学校の2年に天才さんがいるんだ。
その人は星宮天葉っていう。
今年、同じクラスになった瞬間から天才ぶりを発揮している。
私、星宮さんにあこがれて、友達になろうと決意したんだ。
そうしたら、私も少しは頭良くなれるかもしれないし。
とにかく、月曜日、星宮さんが登校してきたら伝えよう!
ドキドキしながら休みを過ごし、月曜日がやってきた。
私は、いつもより10分早く登校した。
そして、星宮さんが来て、私は、
「星宮さん。友達になってくれませんか」
と聞いた。
星宮さんは突然の事に驚いている様子。
まあ、そうだよね。
「いいですがなぜ私に?」
やっぱり理由は聞きたいよね。
「えっと、星宮さんはなんでもできて、あこがれてるんです。なので星宮さんと友達になりたいんです」
理由になってるかな?
星宮さんからの返事は……
「私の事そう思ってるんですね。うれしいです。ありがとうございます。友達になりましょう」
OKだった。
やった!友達になれた。
心の中でガッツポーズをした。
「そうだ。放課後、エルメル公園へ来てくれるかしら」
エルメル公園は人が全然来ない。
何の用だろう。
でも、せっかくだし……。
「はい。いいですよ」
と答えた。
そして、放課後……。
私は、公園へ行った。
すでに、星宮さんはいた。
「来てくれてありがとう。今日は話したい私のヒミツがあるの」
私がベンチに座るとそう言った。
ヒミツ?
「それはね……。私は魔法使いなの」
うん。
え?
ええええええええ!
魔法使い⁉
魔法使いってあの魔法使い⁉
星宮さんは驚いてる私を見て、
「誰にも言っちゃだめよ」
と言った。
私は、誰にも言わないようにしようと決意した。
そして、数か月後……。
私は、今も星宮さんと仲良くしている。
ヒミツを守りながら。
終わり