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砂漠の殺人鬼
人型魔族は|永遠《とわ》なる命か。
君も、そう思うかね?
**木星**
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この世には銀河系というものがある。その中に一つの銀河系が存在した。
「シェルネンニシー銀河系」
この銀河系には、`木星`と呼ばれている惑星がある。
さて、話を移そうか……
木星はどういう場所かと言うと、重力は少し弱くて生命活動は食料などがあればまだ生きられる程度だ。木星で生まれた生命は不明だが…外来種でも生きれるのは保証しようか。地面は砂漠のようになっている。そして周りは常に橙色の砂嵐が舞っている。生命活動には問題ないが、視界などは非常に悪い。
**アレン教授の発表**
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狼の組織…`ベガ`とでも呼ぼうか。否、ベガというのが名前だったな。ベガは様々な階級や役職に分かれており、おおぐま座を拠点としているのだ。構成員は皆二足歩行の狼という共通点がある。そして、ベガはレールガンや`人工生命`の製造が得意であり、様々な惑星を乗っ取っており、それは惑星ソラリスのようなものでさえも、だ…乗っ取った惑星にはコロニーを建設し、その惑星のみの資源などを回収している。ここだけの情報だ。ベガの技術者は組み立て式のものを好む。ビールの泡立つまでの工程でさえも凝視するほどの狂人どもだ。流石、と言ったところだ。
**人型魔族**
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人型魔族という存在がいるが、説明しようじゃないか。人型魔族は「誕生」という方法で生まれる。特定の地点に天から発せられる神々しい光と共に落ちる。目撃した他の種族達はそれを「天使の降臨」と呼んでいた。人型魔族は切られたり、溺れられたり、撃たれたり、爆破されたりしても一瞬で再生する。そしてこの再生が起きすぎると痛覚神経が消えるとのこと。彼らは運動神経などの身体能力が凄まじく優れており、`魔界大戦争`の終戦の原因だって魔界東部への猛攻撃が引き金となりて人型魔族が魔界中央部の中心施設を攻め込んだことで終戦に至った。人型魔族の大体は生まれた頃はまだ希望を持っているが、時を刻んでいくうちに段々と死ぬことを望んでくる。そして、怪物症というものがある。人型魔族にのみかかるとされているものだ。魔神が対象の人型魔族に乗り移り、魂を取ろうとするものだ。最終フェーズで魔神と調和するか魔神と対峙し、打ち勝つかというものが決まる。|角月《かくつき》 |西《ざい》という人型魔族は魔神を一時的に分離することができる機械を作ったらしい。また、怪物症は基本的には体の右/左半分に現れる。それはどす黒い、どす黒いものだ。医学的には病気ではないが、そう呼ばれている。また、人型魔族は生まれつきある程度の知識があるとのこと。
**木星にて**
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話を戻そう。ある日、木星にて。人影がただ1人、木星の地面を歩いていた。青髪ショートで青いパーカーを着て、怪物症を発症している。その怪物症を発症した方の手にはナイフが握られている。向かう先はベガがこの人型魔族…`KILLER`を木星に追放する前に設置していた送信機だ。KILLERはそれを慣れた手つきで弄る。カタカタとキーボード音が鳴り響く。目の前の人物か、ベガに宛てて。どうやら文字を打てたらしいな。どれどれ、「助けてくれ、あの処刑人の間違いでここに追放されちまった。あの殺人鬼とかいう野郎に殺されちゃまずい。」三人称を巧みに利用して自分を恐れている組織員を装う…そしてSOS信号を発信する…見事な仕組みだ。数分後にベガの飛行機が着陸するだろう。いや、数秒後だったな。それは既に遠くの方にあった。特別大きい砂嵐を舞わせて。KILLERは発信機の後ろに隠れて、息を止める。これでも問題はないのだ、後で首を掻き切って再生すれば良いのだから。向こうから部隊員がやってくる。見た感じだと…下級部隊だな、ベガにとって木星なんてこれくらいで事足りるのだ。KILLERを除けば。部隊員が雑談しながら近づいてくる。
「いやあ、この前行ったバー最高だったぜ」
「どんなとこだ?」
「あれ、アイスープってやつない?」
「あー、あの目玉の出汁漬けみたいなやつか」
「あん店だよ、今度行こうぜ。」
今度、というのがどういう基準かによる。
首筋から血が流れる。
否、流れていない。後方に血が吹き荒む。組織員は目をガン開き、後ろを振り向く。そして驚く。
ベガが捕らえた人型魔族のKILLERがいたのだから。
**人工生命と半人型魔族**
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人工生命というのは、名前でわかるが人為的に作られた生命のことだ。定義の条件としては、体全体に自然にできたものがなく、全身人工物であることだ。半人工生命というのもいる。それの定義の条件は体のどこかに一つでも人工物があって、また体のどこかに一つでも自然にできたものがあるのが条件だ。体の半分半分、フィフティーフィフティーでも、比率的にどちらかが大きくても半人工生命だ。そして半人型魔族。これの定義の条件としては、再生能力があるのと人型(異形がどこかにある、も含む)であることだ。半人型魔族は再生のタイミングが「傷ができた瞬間」ではなく「死亡したと思った瞬間」である為、再生タイミングは遅れている。身体能力や知識は同じらしいが、出生方法は異なるらしい。どうやら人為的に造ることができるんだとか。
**木星にて-2**
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もう1人の隊員が振り向くが、耳が切られ血が泉のように吹き出す。そこは神経が最も集中しているからな、深いぞ…深い…KILLERはそんなものも気にしない。何故ならベガに完全なる消滅以上の処罰を与えたいからだ。私情とか、恨みとかはない。処罰、なのだ。そしてそのまま隊員の胸をナイフで貫く。果たしてそのナイフはどんな構造、どんな素材なのかはわからないがそれが大いなる力を持っていることは目に見えてわかることなのだ!そして驚くのは未だ早い。組織員が持っていた下級レールガンを持ち、「これでも喰らえ!」とでも言わんばかりにKILLERに向ける。KILLERはまだこちらに背を向けている。チャージが終わり、発車したその瞬間。
跳躍したのだ。KILLERが。
地面を蹴ったその瞬間から恐ろしい量の砂嵐を舞わせて、そして地面からは5m…10mぐらいか?それほど離れていたであろう。重力関係なく、これほどは普通なのだろう。KILLERはそのまま空中で組織員を振り返り、ナイフを投げた。それは直線上に組織員に向き、組織員の頬を掠めるどころか丸ごと切り取っていった。`魔神フェルセ`の力で軌道を変えて、体内を抉って小腸などを丸ごと出させても良かったがそれはしなかった。だってそうすると間違いなくKILLERの仕業だとバレるからであろう。次やったら別の世界線…それこそ`世界線C`に追放されてもおかしくないだろう、組織員が倒れるが、もう一体はまだだった。まだ、息があったのだ。レールガンをチャージし、KILLERに向けて撃つ。KILLERはそれを避けることはできなかった。そして、上半身と下半身がバラバラになり、臓器と血管が舞い、脊髄が見えた…そう思った矢先、突然逆再生のように傷が戻っていく。臓器と血管が体内に収納されて上半身と下半身はまるでS極とN極のように接着し、服の傷も消えた。そして、ナイフで突き刺す。念力で投げたナイフを戻していたのだ。そしてKILLERは走って飛行機へ向かう。中に入ると、そこはまさにベガの下級部隊のような有様だった。食料は最低限のものだけ、娯楽などはなし、連絡先は付箋に書いているだけ。KILLERは軽蔑の目を向けつつ発進する。向かう先は
**惑星「魔界」**
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「フェルセはなんで和解しようと思ったんだい?」
「ああ、お前が殺した奴らの死体見るだけで満足できんだ、全盛期ん頃思い出すんだよ」
「何言ってんだバーカお前そんな強くねえだろ」
「うっせーな、コウヲ族の頃からいるって時点で…」
「それ何度目だ?」
「2…1…」
フェルセとKILLERは仲が良かった。お互いを罵り合っても笑って許せる。喧嘩しても一瞬で終わる。それは両方強すぎるだけだ。
さて、魔界というのを説明しよう。魔界はシェルネンニシー銀河系の一番下に位置する、「床」とされている。その始まりは、遥か昔…コウヲ族という種族がいた。それはまるでイスの大いなる種族のような歪な見た目をしていたらしいが、とにかくコウヲ族はその頭脳などを活かして魔界を開拓していった。そんなある日、魔族を発見した。そして労働者にし、酷使したのだ…当時のコウヲ族は数が少なかった為仕方のない。そしてある日、魔族達が反乱を起こした。魔族は意外にも恐ろしい力を持っており、コウヲ族の大半が死亡した。コウヲ族の長老が一番最初の魔族に「コウヲ族は放浪者として魔族と魔族の仲間に一切手を出さない代わりにお互い攻撃は一切しない」という不可侵条約の下、その日から平和が続いた。魔族は技術力を以ってして現在の魔界を作り上げたのだ。
魔界とは、魔界中央部、魔界東部、魔界西部、魔界北部、魔界南部、鏡橋、接続橋、魔界の果てに分かれている。
まずは魔界中央部だ。魔族が最も多く、未来都市のような雰囲気があるだろう。ダウンタウンのような場所であり、常に全盛期とも言われている。様々な偉人が多く、その中には魔界三大科学者も含まれている。魔界中心施設でコアや魔界各地の管理者と対談などを行なっている。また、|角月館《かくつきかん》というものがあり、|角月家《かくつきけ》という魔界を遥か昔から守護している組織がある。ちなみに組織員の血縁関係などはなく、あくまで「素質」というものを満たしているのであれば無差別に入れられるとのこと。
魔界東部。ここはかつて魔界中央部並みの華やかな光景だったが、魔界大戦争により限りなく破壊された。廃墟ビル群が立ち並び、様々な店がある。ここだけの風習で、店の入り口にランタンをぶら下げるというのがある。ランタンはその店が建った時からぶら下げるという決まりがある。埃を被りすぎてランタンなのかもわからないようなものは特に歴史が深いものだろう。そのようにどれほど前のものなのかがわかるのだ。ランタンを拭く、或いは破壊する行為は禁止されている。そして魔界東部は人型魔族が最も多く居住している。治安は普通だが、軽犯罪はほぼ毎日起きている。しかし電波塔というものが建っている。電波塔は魔界で最も高いものだ。レイブレーという人型魔族の科学者が建造したとのこと。魔界東部を長年支えており、それによって魔界東部は存続しており、更には電波塔は広域に影響がある為魔界全体にも行き届いている。最早それはコアに値するとも言われている。電波塔には秘密兵器があるとの噂があるが真偽は不明。魔界東部にはクビナガさんという都市伝説がある。要約するととある人型魔族が首を吊ったら何故か死亡したが、発見が遅れて発見された頃には首が引き伸ばされてろくろっ首のようになっていたのだとか。しかしその頃から魔界東部の不特定多数の路地裏を通ると、霧に包まれて霧で曇りまくっている荒野のような場所に出るという。そこにクビナガさんがいるが、ところどころに廃墟があり、火炎瓶が落ちていることがあるとのこと。火炎瓶でのみクビナガさんを攻撃できる。しかしクビナガさんはそれほどでは死なないが、一発当てればその空間からは出れるとのこと。路地裏は毎日変わるらしい。ここの守護者は角月 |東《とう》。
魔界西部。魔界で最も科学者が多く、最も科学力に長けているという。人型魔族と魔族が多い。ここはどこに行っても工業地帯が続いている。スチームパンク地帯と呼ばれているところもあるんだとか…そして魔界三大科学者の2人の出身はこことされている。科学にエロチックを感じる変態科学者もいるとのことだが、一方で変態的すぎて科学以外のことをすると貧乏ゆすりで地震を起こせるとも言われている天才なのか天災なのか馬力莫迦なのかもうわからないような輩もいる。また、放射線物質がそこら中に蔓延している為気をつけよう。魔界全体は魔界の果てを除いて放射線物質が常に蔓延しているが西部は特に多い。ここの守護者は角月 |西《ざい》。
魔界北部。ここは簡単に言えばシベリアのような場所だ。そして様々な露店が立ち並んでおり、北部には未開拓の森も多い。一年中雪が降り続き、恐ろしい温度だが住人は普通とのこと。また、北部の中には異常な地帯がある。綺麗にダイヤの形で雪原地帯から隔離されている場所で、`グリーン草原`と言われている。約100km×100kmとのこと。ここでのみ空が時間関係なく晴れ渡った夕焼けで神秘的である。中央に「捧げ塚」というものがあり、それはコウヲ族時代以前のものらしい。様々な骨や食べ物が置かれている大きな葉であり、それは宗教のようである。しかし用途不明。捧げ塚の左右にはひし形の何かを模した像が建っている。北部にはまた雪のない森がある。そこは世界ミイラ狩り連合がミイラ狩りの中心部に定めている。ここの守護者は角月 |北《ほく》。
魔界南部。ここは木星ほどではない砂漠であり、西部劇に登場するような場所である。一年中高温キープである。カウボーイが多く、賭博なども多い。ロシアンルーレットが特に多く、魔界全体で最も銃の生産量が多い。また、魔界の果てとの境界部分に超巨大火山があり、その中には何かがあるとのこと。また、守護者の角月 |南《なん》を激怒させると魔界全体が溶岩のような暑さに包まれる…という伝説がある。また、西部劇のような風景だけでなく東洋のような風景もまたある。まさに多文化都市だ。
鏡橋。この橋は魔界中央部から直接魔界の果てに繋がっている橋である。地上から鏡橋のあるところの空を見上げると必ず地上の状態が反射して鏡のように見える超常現象があることからそう名付けられた。守護者は知られていないが、角月家の人型魔族なのは確定している。幅が広いが交通量が少ない。何故ならそもそも鏡橋に行く者は限定的だからだ。
接続橋。読み方は「せつぞくきょう」とのこと。魔界中央部から西部、南部、東部、北部に繋がっている。また、魔界中央部を除いた東西南北は主に「魔界四都市」と言われる。魔界四都市と中央部以外の部分は湖になっている。湖底にはコウヲ族がいるとのこと。守護者はいない。
魔界の果て。未観測地帯という名前もあるし、フィナーレという名前もある。魔界の果ては魔界四都市と鏡橋からのみ訪れることができる。中央部からは10エクサメートル離れている。魔界の領地との境界地点は霧に包まれている。そのことでクビナガさんの場所と繋がっているとも言われている。魔界の果ては「灰色の太陽」というものがある。周りの風景は限りなく何も無く、ただ灰色が続くのみで足場はあるが視認ができない。空を見上げると灰色の太陽がある。灰色の太陽は魔界の果てで唯一白い照明である。魔界の果て全体が照らされている。そして魔界の果てにはとある実験施設があるとされているが、どうやらとある大量の人工生命の脱走事件により崩壊したとのこと。魔界の果ての更に果てがあるとされているが、そこはコウヲ族の森と言われている。コウヲ族の森にも果てがあるとされているが真偽不明。
**そして**
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この世界には知恵のルールというものがある。創造神が直接著を務めたセン聖書に書かれている。以下がその文だ。
「この世には様々な知識がある。それは枝分かれし、点と線のようになっているが。もし全ての知識を知識統べる神と創造神以外の存在が誰か一体だけでも知ったならば、この世界は強制終了とする。」
というものだ。そのため、知識統べる神である角月 東はたまに処刑をする。