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刀剣乱舞、開始しますby加州清光
蝶咲
はじめまして、蝶咲です
この作品は二次創作、夢小説です
自衛は頼みます
『うはははははは戦利品ゲットなり〜!』
どうもこんにちは、#藤崎##キヨ#です!
今日は私が大大大大好きな刀剣乱舞のグッズをゲットしたんですよ!
『(家帰ったら開封しよ〜そして祭壇に飾ろう!)』
なんて考えながら横断歩道が青になるまで待っていたら、いきなり空が暗くなってきてさらに風も強くなったからびっくりして空を見上げたら、どこぞの活劇で見た時空の割れ目?みたいなのが見えたんだけど⁈
しかもそこからなんか降ってきてるし⁈
『ど、どゆこと⁈誰でもいいから説明して!』
そんなことをほざいていたら、スマホに刀剣乱舞の通知が来た
『こんな時に限ってどうしたんだろ?「〇〇地区××に時間遡行軍出現、近くにいる審神者は直ちに殱滅せよ」…?何それ新しいイベント?〇〇地区××って今いる所だし…』
通知から刀剣乱舞を開くと「特別任務」の文字と今通知で書かれていた場所の出陣先が出現していた
『え…?これもしかして…支部でめちゃくちゃ見たやつ???』
とりあえずメンバーを急いで決めた第一部隊を今いる場所に出陣させてみることにした
『(なんかよくわかんないけどこのメンバーならいけるよね⁈)いざ、出陣!』
スマホのボタンをタップした途端、空から刀が降ってきて目の前に突き刺さったと同時に桜の花びらが舞った
驚いて咄嗟に顔を腕で庇う、その時桜の中から聞き覚えのある声が聞こえた
?「えっへへへ、俺が隊長か………成長したよなぁ、俺」
?「勲しを挙げて見せましょう」
?「はーい!」
?「経験豊富なところ、君に見せないとね」
?「命令を受領しました」
?「アイドルって俺のこと?あぁ隊員かあ」
『っ…!ほ、ほんとに出陣してる…!』
桜が散って見えたのは第一部隊に編成した刀剣男士の姿だった。
『っ…きよみつ?』
清光「なに?主」
『前田くん…?』
前田「はい、どうかしましたか?主君」
『みだれちゃん?』
乱「どうかしたの?主さん」
『青江?』
青江「どうかしたかな?」
『白山くん?』
白山「はい」
『ほたるん?』
蛍「なぁに?主さん」
『ほんとに私の刀剣男士だ…!って感動してる場合じゃないよね!』
私は支部で見た通りのことができるか試しに呟いた
『こんのすけ』
ぽんっという音とともに一匹の狐が現れた
こ「お呼びでしょうか!主様」
『おぉ、ほんとに呼べた…じゃなくて敵の数とかわかる?』
こ「はい、時の政府からの情報によると敵は約十万だそうです」
『(十万…いつも江の里とか、連隊戦で稼いでる数と同じくらい?…いけるかな?)清光』
清光「なに?」
『十万の敵って6振りでいけると思う?』
清光「ちょっと多いなぁ…まぁ行けなくはないかな〜」
『なるほど…まぁ!とりあえず、第一部隊に次ぐ目の前の敵を殱滅せよ!主命は…一振りたりとも折れることは許さない!行け!』
私の言葉が終わった途端第一部隊は戦場となった街へ、時間遡行軍へと駆け出した
私はこんのすけにもう一部隊呼び出すことは可能か聞いた
呼び出すことは可能らしいが私の霊力がギリギリになるらしい
『(霊力ってほんとにあるんだ…動けるようにしといたほうがいいだろうから)こんのすけ、あと何振りなら呼べるかな?』
こ「打刀以下なら5振りほど、太刀以上なら3振りほどでしょうか」
『(なるほどねぇ)呼び出すなら4振りか…』
スマホでちょうど遠征から帰ってきた第二部隊を入れ替え、出陣ボタンをタップする
また、上空から刀が4振り降ってきて、桜が舞った
?「俺が隊長だ!」
?「出番だね、わかった」
?「よかろう、隊長をよく支えよう」
?「幸運は、いつでもここにあります」
『大包平、安定、静ちゃん、物吉くん第一部隊の援護を頼みます』
『主命は…絶対に折れないで!』
私の声とともに4振りは時間遡行軍へ向かった
『(いや〜ね?とうらぶにハマり約2年、本丸を持ち約半年…支部で見たようなことが私の身に降りかかるとは…)こんちゃ…こんのすけ、私に他にできることってある?』
こ「特にはありません、主様は安全な場所に避難いたしましょう!こちらです!」
『わかった、あと敵陣営はどのくらい?』
こ「五分の四ほどでしょうか、あと五分ほどで政府の応援が来ます」
『(うっひゃ〜意外と倒してるLvあんまり高くなかった気がするんだが〜)こんのすけ、なんかいつもより強くない?それとも敵が弱いの?』
こ「現世に来た時に、主様とのつながりが強くなったからでしょう。霊力の供給がしやすくなったので」
『なるほど、ってそろそろ応援が来る頃かなっ…⁈あっぶな!』
目の前から苦無が襲いかかってきた、ギリギリ頬の皮一枚切れたが避けることはできた
『チッ撃ち漏らしか…護衛で誰かつけとけばよかったかも』
こ「主様!こちらに!」
『わぁった!』
急いでこんのすけの方に駆けて行く
それでも苦無は速かった
私のすぐそこまで迫っていた
『わっ⁈』
運動神経が決して良くない私は足をもつれさせて転んでしまった
『いった…!(ヤバ⁈転んじゃった)』
振り向いたらあと1メートルほどまで苦無が迫っていた
『(え?…こんなところで私死ぬの?まだ則宗さんの極見てないのに…長義さんにも会ってないし清光と青江ともまともに話してないのに?)』
こ「主様!」
私は来るであろう痛みに耐えるために瞼を強く閉じた
刹那、金属がぶつかり合う音が鳴り、何かを切り捨てる音がした
痛みが来ず瞼を開けると、目の前には前田藤四郎が立っていた
『前田くん!』
前田「ご無事ですか?主君」
こ「前田様!ありがとうございます!」
前田「いえ、ここからは僕が安全な場所までお守りします」
『ありがとう前田くん…助けてくれて』
前田「いえ、主君が無事なようでよかったです。立てますか?」
『うん、大丈夫。行こっか』
こ「もう少しです主様、こちらに」
少し走り、着いた場所は神社だった
『この近くにこんな神社あったんだ…』
こ「はい、ここは神聖な場所なので時間遡行軍が入り込みにくいのです。念の為結界札で結界は作られています」
前田「主君はここから動かないでくださいね?では僕は戻ります。こんのすけ、頼みますよ」
こ「お任せください!」
『前田くん、いってらっしゃい』
前田「はい!」
そう言うと、前田くんは駆け出した
『(あ、神社に匿ってもらうなら神様に挨拶したほうがいいよね…?財布財布…あった)』
神社の賽銭箱の前に立ちお賽銭を入れて拍手をする
『(少しだけここにいさせてください)』
顔を上げ、こんのすけに敵の数と応援の状況を尋ねる
こ「敵はあと一万ほどまで減りました、応援は今政府の審神者が5人ほどと刀剣男士が50振りほどです」
『多いな〜まぁあと少しで殱滅完了かな』
それから10分ほど経ったころ
こ「敵部隊の消滅を確認しました、時空の歪みも閉じた模様です」
『終わったってこと?』
こ「はい!そうですよ主様!」
『みんなのところに戻ろうかな?』
こんのすけの話によると、一度自分の刀剣男士と合流をした後政府の役人から事情聴取があるから元いた場所に待機だそうだ
『とりあえずみんなと合流すればいいのね?じゃあ向かいましょう』
元いた場所に戻るとたくさんの刀剣男士と審神者らしき人たちがいた
『わぁ…刀剣男士たくさんいる…うちの子はどこだろ?』
キョロキョロと辺りを見渡すとウチの子だってわかった刀剣男士たちがいた
『あそこにいるのがウチの刀剣男士?こんのすけ』
こ「あってますよ、では合流しましょう」
『わかった』
清光「おーい!主〜こっちこっち〜!」
『!今行く』
私は清光たちに駆け寄った
『一応点呼します第一部隊隊長、加州清光』
清光「は〜い、いま〜す」
『隊員、前田藤四郎』
前田「はい」
『乱藤四郎』
乱「は〜い!」
『にっかり青江』
青江「いるよ」
『白山吉光』
白山「はい」
『蛍丸』
蛍「は〜い」
『第一部隊全員いるね。次、第二部隊隊長、大包平』
大包平「いるぞ」
『隊員、大和守安定』
安定「いるよ」
『静型薙刀』
静「あぁ」
『物吉貞宗』
物吉「はい!」
『よし全員いるね!怪我があったり、刀装が壊れた子はいる?』
清光「俺は大丈夫、大包平が少し怪我してるから後で手入れ部屋入れといたげて」
大包平「なっ!別に大した怪我ではない!!!」
『まぁまぁ、放置するのは良くないから後で手入れしようね?』
大包平「まぁ仕方がない、了解した」
『一旦政府の審神者さんか役人の人と合流しましょう』
「すみません、#備中国#所属 #彩芽#様でしょうか?」
『あ、はい。#彩芽#は私です』
彩芽は私の刀剣乱舞でのプレイヤー名だ
ついでに本丸の名前は望月城である
「少しお話ししたいことがございます。こちらにきてもらうことは可能でしょうか」
『わかりました。清光、みんなのこと頼むね。前田くん、ついてきてくれる?』
前田「はい、お供します」
役人さん曰く、この戦争は本当に起きていることらしい
また、ゲーム本丸は審神者適正のある者のみ実際に稼働するらしい
『(いや!支部でごまんとみた展開〜)とりあえず今日は帰ってもいいですか?家族に心配されるので…』
「あ!すみません学生さんですものね。はい、わかりました名刺だけ渡しておきますね」
名刺には「雪月」と書いてあった
「後ほど連絡をください」
『わかりました、ありがとうございます』
「最後に一振りは護衛として顕現しておいてください」
『わかりました、では失礼します』
私は踵を返し清光たちのところへ向かった
清光「主、おかえり」
『ただいま清光、そろそろ帰ろっか清光だけ顕現した状態で他の子達は帰っていいよ』
乱「加州さんずる〜い!一旦帰るけど次はボクも連れてってよね!主さん!」
『わ、わかったよ〜じゃあ、またね』
手を振りながらみんなが桜に包まれて消えていくのを見送った
『清光、帰ろっか』
清光「ん、わかった。荷物持つよ?」
『大丈夫、だけど…て父さん母さんになんて説明しよう…後電車も…』
頭を抱えながら私は考える
清光「さっきの名刺見せるしかなくない?」
『それしかないよなー…ま、とりあえず帰るか、定期とかある?』
清光「流石にないな〜タクシーでも呼ぶ?」
『いや、お金がない。はぁ、切符買ってそれ使って帰るか』
清光「ん、了解。んじゃ、行こっか」
そして私たちは家に向かった
なんだかとっても長くなってしまいました
次の話は出来上がり次第投稿します