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理科好き望月くんは猫である。②
sakura
遅くなり申し訳ございません。
鼠我ミケ。アイツのことが嫌い・・・だった。
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「ミケさん。一緒に帰りませんk・・・」
「タメでいいって言ったやんw」
すぐ返された。
「あ、すみません」
「www」
なんなんだ。この人は。笑
「えっと・・・ミケ、帰ろう」
言い直すと、
「りょーーーーーーー!」
とすごく長く返された。
「長い。」
「ピース★」
僕は、歩きながら右耳にイヤホンをつけた。
左耳のイヤホンはミケに貸している。そして、『ハッピーを君に』を一緒に聴いている。
「いやー『ハッピーを君に』のココ!『まだ笑えるならハッピーが心の奥底にあるんだ』って歌詞いいよね!」
「そこもいいよね。僕は、『見つけられないなら創ればいいのハッピーを』が好きです。」
「だからぁ・・・」
「僕はタメが向いてないのかも」
「www正論!」
「うるさいなぁ・・・」
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家に帰ると、お母さんが知らない男を家に上がらせていた。
「あ、お茶はどっちがいい?紅茶?緑茶?それとも・・・麦茶?」
お母・・・さん?
「紅茶をお願いできるかい?」
・・・
「お母さん?誰。その人。」
お母さんは、青ざめ、僕の頬を強く引っ叩いた。
何も感じなかった。痛みも、悲しみも。
「アンタ・・・家に帰ったら手を洗ってすぐ自分の部屋に籠もらないと痛い目合うって言ったでしょ!」
「さすが元ヤン。怖ぁ・・・」
「あら、元ヤンの事知ってるのね。さすがハッカー。」
見知らぬ男は、お母さんが元ヤンと知っていた。
僕が元ヤンと言ったら絶対殺される。これがえこひいきか。
「・・・何、その目。生意気ね!」
「ごめんなさい・・・」
「はぁ?」
「ごめんなさい・・・」
「・・・それぐらいにしてやろう。」
見知らぬ男が眉をひそめて言った。悲しそうな顔だった。
え・・・?なぜ見知らぬ男に同情されないといけない?お前が・・・僕の何を知ってるんだよ。
死んじゃえ・・・みんな。死んじゃえ・・・
短めーーーーーーーーーー!