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《第二話》心の中の思い
あなたは、誰かに心の中の気持ちを明かしたことはありますか?最初は言えないかもしれない。でも言えたらスッキリしますよね!これもそんな物語。
不気味なサイレンが教室内に響き渡る。やはり...やはり、―――危険と今は紙一重。明日、何かが変わるかもしれない今、この瞬間に何かが起こるかもしれないし...分からない。不透明な床を私達は歩きながら、渡り続けるる。明日を恐怖せずに。知らないものでも食いついたり、分からないものでも解決しようとしたりするのは、長所とも言えるかもしれない。
「外とりあえず外に出ましょう!」
鏈が言う。だがしかし扉は、瓦礫で塞がれている。
この不思議ね現象...いや、怪奇現象だ。
なんとも言えない恐怖と嫌みだけ思い続ける、それが怪奇現象。
この世界は皆、自分の言えない思いを持っている。それと同じように、
この怪奇現象は、なにか言えない秘密がある。でもそれが何かなのかは分からない―――
どうしても、絶えないこの現象は、何なのだろうか?そしてこの世界の秘密は何なのだろうか...
「瓦礫で塞がってる。いっそ窓から飛び降りるか?」
「そんな事したら死ぬわよ。」
今出れる方法といえば、窓から飛び降りすしかない。
だがしかしそんな事をすると、確実に死ぬ。
ここの学校の階は三階。どうしたら外に出れるのだろうか...
「うぅ~ん。分からないわね、えっガチで飛び降りちゃう?」
「だから自分で言ってたけどだめでしょ。」
どうしても、出たいけど出れない。
この気持ちは何なのだろうか?
とその時、ある精霊が現れる。
「はぁ...あっ!みんなこっちに来なさい。外に出るわよ!」
みんなが一斉に、集まる。みんな生きることに必死で、
誰かをどけて自分が前に出ようとする。
「10人ずつね!それじゃあ行くわよ!えいっ!」
羽が、羽ばたく。白くて純白より純白な羽の色に、
ふわふわな毛ざわり。瞬く間に皆を外に出し、
漣と鏈だけになった。
「さっ最後はあんたたちよ!早く乗って!」
「やだ。」
「何で!早く外に出なきゃ死ぬわよ!」
「それでも良い。」
必死に抵抗し続ける。
抵抗をする必要もないのに...
「だって、外に行く必要はない。そうでしょ。」
「はぁ。私も出なくていいわ。だって、そうでしょ。クソ野郎ずっと見てないで出てこい。」
クソ野郎。そのクソ野郎とは、ずっと見ていた幽霊のことだ。
鏈はこの事に最初から気づいていたのだろう。
「ははは!よく分かったな人間が、そうだずっと見ていたのだ!」
悪魔のような。赤い角、そしてボロボロの翼。
ひどいほどに、怖い。
子供ならもう、ギャン泣きレベルだ。
「で?要件は?」
「要件?決まってるでしょ。この地震...いや、怪奇現象の正体を教えて。」
「いいのか?教える代わりに、お前たちも解決に手伝え。」
悩まず鏈は答えた...
今日はここまで!続きは明日投稿するかも?まぁ楽しみに待っててね!次回 離れ離れの記憶 次回も、うぅ~ピッタッチョ!