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独
虹色の歪み、3.3cmの金のeye、今日が到達点かもしれない。
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あいつの言っていた通りだ。
まさか本当に同時に起こるなんて。
もし到達すれば、私は終わる。
想像したくない。
とにかく、逃げる。
額を流れる水さえも、振り返れば道路の染みとなっている。
そして景色毎、剝がれて虹色の歪みに吸い込まれていく。
確実に世界が到達していくのが分かる。
とにかく、走る。
少し見えやすくなった地平線の向こうまで。
上空に浮かぶ金のeyeは、まだこちらには気付いていない。
まだ希望は有る。
絶対に、助かる。
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「全ての世界の終了が完了した…筈なのに。」
其処に立つ人はそう言った。
「貴女に質問です。」
振り返った。
背後の巨大スクリーンで、少し目が痛い。
「どうやって終了から逃れたのですか。」
猫の目の様に光っている訳では無いが、確かにこちらを睨んでいた。
目を細め、覚束ないままこちらは正確に答えた。
「分からないです。どうして私が無事なのか、此処が何処なのか、何も…。」
猫ならざる者は多分、不満足な顔をしていた。
「了解。取り敢えずそういう事にしておきましょう。」
近付いてくる。
見下ろされる。
「貴女の世界を含む、いくつかの多元宇宙は私が終了させました。」
「そちらでは、“到達”と呼ばれている現象です。」
知ってた。私の脳内にはそう流れた。
「今までのは全て、行き当たりばったりのβ版だった。」
「此処は、言わばそれらの墓標であるため、特別な名を与えました。」
「といっても、役目を終えた今、直ぐに終了させますが…。」
彼の視線が少し鋭くなった。
「貴女は初めて、私の想定外の動きをしました。」
「今後、似たようなことがあると困るので訳を知りたくて召喚したんですが…」
「期待外れだ。」
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終了
要確認:『記録-54』