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二百文字のスーパーショート。
公開中
浮気の証拠
辻 癒代
彼が浮気をしていることに気づいてしまった。 廊下に立ち、誰かと親しげに電話をしている。 少しノイズが入っているがその声は間違いなく若い女性のものだ。 私が立ち聞きしていることにも気づかずに呑気にご飯の約束をしている。 私は腹が立って、思わずドアを開け彼から携帯を奪い取った。 怒りに任せて電話越しの相手に悪口を吐く。 電話からは困惑した声が聞こえた。 「え、ちょっとお兄ちゃん?」
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目次
1......浮気の証拠
2......隠し味
二百文字のスーパーショート。
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