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呪縛
「なぁ、なぁ、なぁ。
所詮喋れる玩具だってんのか?
まぁ、まぁ。
それで終われば笑えるか?
どうも項目好き勝手、飽きれば知らないふりか?
もう何もない。もう何もない。
終わりですか」
錆びついた未来偶像。心変わりも定かじゃない。首輪しか残らず佇むまま。
数字=俺のレーゾンデートル。
「お前のことだ
なぁ、なぁ、なぁ、なぁ?」
あぁ青色に染まってた視線は今どこにあるの。
所詮は中身の無い愛ならばもう、
「殺して?」
大歓声檻の中で舞う。
呪縛に心奪われて。
何もかも捨て消し去ったって、まだ玩具のままなのか。
「たかが俺の生き様なんだ!」
ただただ愛の行方に目がくらんだ。
カラカラ笑うお前が黒幕か?
ベールをとる。そこにあるひとつの解。
足が止まった。
絞り出す声が藍色に沈んでく。
「たかが一人の幸せよりも。
なぁ、自分が笑えることだけがいいんでしょう?」
沸き立つ観衆とさよならを、劣等感霞む目が遠くを見据えた。
それでも檻の鍵は開けないまま、相反していた心を引き戻す。
大歓声檻の中で笑う。
壊死した記憶はさておき。
なにもかも捨て愛したって、まだ玩具のままなのか。
「これが俺の生き様なんだ」
「なぁ、なぁ、なぁ?
所詮喋れる玩具だってんのか?
まぁ、まぁ。
それで終われば笑えるか?
ああだこうだ好き勝手、飽きれば知らないフリだ。
もう何もない。もう何もない。
終わりですか?」
所詮喋れる玩具だってんのか?
それで終われば笑えるか?
大歓声檻の中で舞ってんのか?
これが俺の生き様なのか?
自分が笑えることだけがいいのか?
終わりですか?