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神様が、人間界で。
上野 星華
妄想、お絵かき、小説が好きな星華です!
こーいうゆっくり茶番劇も好きです。
「八神様!八神様!」
「……ん?」
ゆっくりとまぶたを持ち上げる。
「八神様、やっと起きた…」
え、え?どんな時でも冷静な俺右腕、あのユアが、焦ってる!?
「あの、魔王軍がこちらに来ています!」
は?魔王、ぐ、、ん?
「今なんt-」
「魔王軍です!!って!」
は?「あ、あいつら!結界の件の次は、襲撃か!?」
ユアが息を飲む。
「はい。恐らく、襲撃でしょう。」
はあ…
「ユア!7人は知ってるのか?」
「いいえ…」
俺が真剣に言う。
「ユア、みんなに伝えて」
「承知いたしました。八神様」
天界に大きな立場の神は俺含めて8人。
一方、魔王軍の大きな立場の奴は9人。
そして、神をよぶ時は、一神、二神、三神とそのまんまよぶのだ。
「八神様。皆様が会議を開こうと」
ユアが、急いで俺に近づいてきた。
「伝えてくれたことと、報告、感謝する。俺は会議に言ってくる。」
「いってらっしゃいませ。八神様。」
「あ、やっぱしユアも来てくれ。」
「しょうt」
~シュン~
俺はすぐに会議室にテレポートする。
もうすでに1,2,4,6神が来ていた。
ああ、もうみんなに言っているのか。
天界に住む人の中には、『テレパシー』というものを使える人が少数いる。
『テレパシー』とは、人の脳内に話かけている。というかんじだ。
…………あ、この気配。
「ユアだろ?」
そういうのと同時に俺は後ろを見た。
「ばれちゃいましたか、さすがですね。」
「ああ。なんったって、俺、八神 朔なんだぞ?」
俺は8人の中で一番強い。なんったって、俺、能力6個あるもん。
大体、魔界と、天界にいるやつは5個が普通。
地上は1個が普通。
「あ、もう全員集まっていますよ。」
ユアが言う。
「あ、本当だ」
…………そろそろ始めよう。
「みんな、今日は集まってくれてありがとう。始めに、この会議を開きたいと言った七神。なにかありますか?」
会議そ司会は俺の役割。
「何か、対策を考えようと」
ああ、なるほど。
「はいはい!今回は罠系にしよう」
「あー確かにいつも、ゴリ押しタイプが多かったしな…………」
「あ!皆様!魔族の気配がどんどん近づいて来てます!…(。´・ω・)ん?」
ユアが叫んだ。
「まずい…」
「あっっ!魔族がもう!って、やっぱり2人しかいません…」
「は?」
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この後なんだかんだあって、圧勝した。
(。´・ω・)ん?魔族が口を開く。
「…あ、いい…だがな」
「?」
「まあ、今も人間界が潰れてきているのだがな」
「「「「「「「「「っっっ!!!」」」」」」」」」
2日前、大きな結界が魔族の手によって作られた。
そのせいで人間界に行けなくなった。
今、人間界はどうなっているのか、今後どうしようかと考えて3日目。
天界で、結界はあまり知られていないから、発展もしなくて、困ったというかんじ。
唯一人間界に行ける方法。それが、「転生系」の技。
しかし、代償がある。らしい。
「しかし、すぐにいかなければならない状況になったし…………」
「…俺たちは、人間界へ行く!他の皆は、天界にいて!天界に魔族が来ると困るから。」
俺の急な決断に皆、驚いていたが、うなずいてくれた。
「ユア!行くぞ!」
「ユーアロ ァ ラヴェ!」
「ああっ、ちょっと!」
ユアの声が少し聞こえた。
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ゆっくりとまぶたを持ち上げる。
「な、なにこれ。」と俺は周りを見渡しつぶやく。
「え…………」あ、いつの間にユアが?さすがスピードの神と呼ばれるだけある。
そして、ユアも俺と同様、絶句しているようだ。無理もない。
だって、ホームレスが急増していて、火事がめちゃくちゃおきていて、魔族に髪の毛を引っ張られている人間がいて、
たくさんの小悪魔が笑いながら空を飛んでいるのだから。