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    みなにとりついた組の話
    
        妾
    
    
        ーおい!おい!早く起きろ!あいつが危ねぇぞ!
そう誰かに言われ、目が覚めた。
    
    
    
我の名は最高神、|雪華魅零《ゆきはみれい》。
まぁ、最高神って言っても邪神に落ち、封印されたものだ。
なぜ邪神に落ちたかって?
我は誰かに封印される時邪神となり世界を殺戮し、半分以上を破壊した。
それを救ってくれたのが《《酒呑童子》》だ。
「妾に仕え、妾の愛するものと契約せぬか?」
そう聞かれた我は同意し、酒呑童子の愛する者《《天音未菜》》と契約した。
契約内容は
・|契約者《天音未菜》が死ぬ間際になった場合、助け出すこと。
・酒呑童子の呪いに耐え、仕えること。
そして、
・`その前に封印した2人を必ず見つけ出し、殺すこと。`
だった。
前封印した奴らの名前は聞けていない。
だが酒呑童子はそいつの正体がわかっているらしい。だがそいつらは我らに正体を隠し、見つけ出せてないとの事。
そいつらの1人の名は《《犬吉》》というそうだ。
もう1人は不明。
そして、その後   傲慢の悪魔 怠惰の悪魔 《《虚飾の`堕天使`》》が|契約者《天音未菜》と契約した。
我らは酒呑童子の呪いで自分で好きな時に地上に姿を現すことが出来ない。
だけど、契約者を守ることを心に誓ったのだ。
時は経ち我は1人の声で目が覚めた。
ーおい!おい!早く起きろ!あいつが危ねぇぞ!
誰の声だ……と思い上を見ると、《《八瀬童子》》だった。
あいつ……。|契約者《天音未菜》の事だった。
なぜ危ないのかって?
契約者が通っている学園に強さMAXの敵が10体あらわれ、その内の一体を|契約者《天音未菜》が倒そうとしているとのことだった。
「魅零。其方が未菜の元へ現れ、敵を殲滅する手助けをせよ。」
「はっ。承知しました。」
酒呑童子に言われ、我は未菜の元に姿を現すと
ー酷い有様だった。
我の知り合い、《《白羽まろ》》も動けず、契約者も死にかけ、周りも奴らも全員死にかけ。
「我が来るまでよくたたかった。あとは我に任せるが良い。」
そう言うと誰かがこっちを見ていた。
    
        まぁ、うん