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彼氏は推しです。#2 急な着信
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
---
はぁ、いつもの授業、いつもの教室、だるー。
こうして、また、いつもの学校が終わろうとしていたその時、事は、起きた。
🎶
大好きな歌い手グループの曲が流れる。着信音だ。
私「もしもーし。」
兄「もしもし。あのー、ちょっと聞きたいことがあって、、、」
私「何?」
学校中に電話がかかってくるなんて、珍しいことだった。しかも、兄からなんて。
兄「《《ぴあ》》の学校に|大《おお》|神《かみ》くんっている?」
私「え?いるけど。。。」
大神くんってあの超絶イケメンで学校中で人気のあの子だよね?ん?でも、なんでお兄ちゃんが大神くんのこと知ってるんだろう?
兄「ふーん。じゃーね!」
プーッ
電話が切れた。それにしてもなんだったんだろう?大神くんがいるかどうかの確認だけ?おかしいなぁ。
大神くんとは、話したことないし。てか、真由の元カレじゃん!!でも、別に悪い人じゃなさそうだし、さっきのこと、聞いてみようかな。
私「ねぇ、大神くん。白雪ないこって知ってる?」
大神「え。」「あー!知ってるよー!」
大神「白雪さんの知り合い?あ、お兄ちゃん?」
私「うん。そうだけど。」「お兄ちゃんから今大神くんってこの学校にいる?って聞かれたから。」
あー。こんなことするんじゃなかったー。(泣)他の女子めっちゃみてるし。話、続かないし。しかも、かっこよすぎて眩しいし。第一、私って、恥ずかしがり屋だから。
大神「えー。そうなんだ!」
真由「ねぇねぇ帰ろー!」
そこには、真由と莉瑠の姿があった。
私「あー、うん。」
よかったー助かったー。まさか、真由に助けられるとは思わなかったw
ん?助かったのか?そういえば、ちゃんと答えも聞けてないし。。なんか隠してるのかなぁ。いや、隠してる。絶対。だっておかしいもん。普通だったら、学校中に電話がかかってくるなんてあり得ないし、ましてや大神くんについて聞くだけの電話?絶対に何かあるよ。これ。
うーん。これは聞いてみるしかないな。
私「ねぇ、真由。大神くんってどんな子なの?」
真由「え。なんで?」
私「なんかー。さっきお兄ちゃんから電話がかかってきて、大神くんってこの学校にいるかどうかだけ聞かれて切られたんだよね。でも、それについて大神くんに聞いても、答えてくれなくて。」
真由「あーね。まぁ、でも、面倒臭いけど、一応いい子だよ。」
私「ふーん。私についてなんか話した?」
真由「え?ぴあについて?うーん。あんまり話してないかなぁ?」
私「あ、そうなんだー。ありがとう。」
真由「あ、うん。全然!」
へー。真由ってちゃんと答えてくれる優しいところもあるんだなー。案外。まぁ、面倒臭いとは言ってたけどw
私 • 莉瑠「じゃーね。」
真由「バイバイ!」
ピコン
ん?L○NE?
--- 学校に迎えに来てるから急ぎで校門のところにきて ---
兄からのL○NEだった。
えー。今日は莉瑠と楽しく帰る予定だったのにぃ(泣)まぁ、しょうがないか。それにしても今日はお兄ちゃんからの連絡が多いなぁ。いつもは全然連絡なんてくれないのに。
私「莉瑠、ごめん。今日お兄ちゃんが迎えに来てるらしくて。一緒に帰れない。」
莉瑠「えー。めっちゃお兄ちゃんやさしいじゃん!いいなぁ。」
私「いやー。そうでもないよ?」
莉瑠「じゃーね。」
私「バイバイ」
いやー。莉瑠に悪いことしちゃったなぁ。申し訳ないなぁ。
あ、お兄ちゃんの車!走ってお兄ちゃんの車へ向かう。
ガチャ
私「え。」