紫妖苑　天神について

「あの神様は蓮のよう」にて少し描写があるものもありますが、 今回はもう少し詳しく、お話しようと思います。 --- 【神社】 「｜善願紫妖苑神社《ぜんがんしようえんじんじゃ》」 場所については、入り口は何処にでも出現します。困ってる人の前なら何処にでも。 左右に枝垂桜が四季問わず咲き乱れて、階段を挟んでいます。 階段から左右を見ると枝垂桜以外何も見えません。 階段は登っても疲れません。下りは少しだけ疲れます。 鳥居は朱色。扁額には「｜善願必叶《ぜんがんひっきょう》」と書かれています。天神が書きました。 まぁ漢字の通り「善き願いは必ず叶える」って意味です。 鳥居を潜ると、澄んだ高い鈴の音が何処からか聞こえます。 この鈴の音には心を落ち着かせる効果があります。 神社の色は紫と黒基調でアクセントに金色。お花と星の装飾が彫られています。 お賽銭箱はありません。お供え物用の場所もありません。 本坪鈴もありません。神社に来れるのは天神が招いた者か、強い願いを持つ者だけ。 その為、鳥居を潜った時になる鈴の音が、来たことを知らせる音になっています。 神社は天神の領域でもある為、悪いものたちは悪さ出来ません。 本殿の中は、手前が本殿の中、奥（裏側）は天神の家となっています。 新月の日には魅怪（天神）は基本的にずっと家に居ます。 因みに願いの神に代々受け継がれる神社で、前は先代が住んでいました。 代によって、生えている花木が違い、先代は枝垂桜ではなく梅でした。 --- 叶えるのが難しい願いは以下の通りです。 《天神の専門ではないもの》 ・恋愛成就 この願いを強く持つ者は縁結びの神様の方へ引き寄せられます。 ・死者蘇生 条件付きで会わせることは出来ますが、蘇生となると色々条件が厳しいです。 ・過去に戻す、過去改変 メタい話、設定を変えてしまうようなことになり兼ねないのと、 天神本人これ叶えれるなら兄を失わずに済む。そんなことはあってはならない。 《叶えないもの》 ・（願者自身含め）誰かを不幸にする願い 前述の通り「強い願いを持つ者」のみ来れる為、大体こんな感じでしょう。 --- 因みに新月の日は境界が曖昧になるので神社に入れる確率が高くなります。 と言っても、強い願いを持つ者しか入れないのは変わりません。 邪悪な強い願いを持つ者が来やすくなります。 魅怪は悪を自分の養分にし、その者を善人に変えれます。 なので、邪悪な強い願いを持つ者の心を直接的に改心させます。 --- （願いについても入れちゃったけど）神社についてはこんな感じですかね。 じゃあここからは天神及び魅怪について語りますね。大体が小さな裏設定ですが。 ・実は独りの時は消えかけの状態。 これはまぁ、天神は神様の知名度は低い為、その分信仰も弱い。 神々と天神と関わった者がいる、また、願いの神故に、誰かの小さな願いがある為、 消えずに済んでいるのです。独りだと、信仰が弱い為、存在も弱くなってしまいます。 ・天神は禍苛との戦いの後、成長が止まっている。 戦いの後に役割のある神様となった為、それ以降成長することがなくなりました。 簡単に言えば不老不死に近い状態になった、という感じです。 ・天神は幼少期は感情表現が苦手だった。 禍苛との事件で感情が一気に溢れました。今は心の神様なのもあり、感情豊かです。 ・自分の受けた呪いなどは基本的に他者に影響がなければ解かない。 「呪いを受けるようなことをしたならば、それを受け入れる。」そう考えています。 まぁ、他者が呪いにかかってたりしたら、悪影響を及ぼす場合解きます。 飽く迄も、上記の考えは自分限定のようです。 ・天神は毎日禊してる。 これに関しては特に言うことありません。 ・狐の面は先代から貰った物。 先代が心を込めて作りました。精神的に辛い時、天神はこのお面で顔隠します。 ・人間になれる 人々の様子を見たり関わったりする為です。髪解いたら魅怪の状態で神に戻ります。 ・天神は幼少期の記憶があまりない 禍苛との事件を思い出してしまうので、無意識に昔の記憶を封じ込めています。 ・天神及び魅怪は自分が好きではない。むしろ嫌い。 大事な者を守れないんじゃ意味がない。自分は結局は役立たず。 そう、心の裏の奥深くで思っています。いつもは自分でその気持ちを封じています。 ・呪いの人形とかの意思のある人形に好かれやすい 天神が心の神様なので、人形が"心"を求めて集まってきます。 ・過去に何度も人間だったり動物だったり人外を拾ってる。 子供を拾うことが多いです。動物、人外は生涯傍に居る者が殆どのようです。 ・天神はお酒強い。 いくらでも飲めます。でも宴会とかの時くらいしか飲みません。 ・天神は自分の感情操作をしている。 なるべく人前で暗い感情を出さないようにしています。 でも結構泣き虫なので、笑って誤魔化してます。相手を不安にさせたくないからです。 ・天神は使者の動物がいない。 基本的に天神自身が相手の所へ行きます。