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第2羽-前編-໒꒱
れあ「はぁ…」
…結局らうはうちの過去知らないからいいけど
らう「れあ!たまご焦げちゃう!」
れあ「わっ!?」
やばっ…焦がしたくない
らう「ギリ焦げてない!急げ!」
れあ「祢々!お皿!」
祢々「…(渡す)」
らう「そういや、祢々ってホントは喋れるの?」
れあ「あぁ、一応人間が遠隔操作してるはず…?」
らう「え、マジ?!てことはこの家に…!?」
れあ「はいはい、余計なことはいいから。さっさと朝ご飯食べて仕事行くよ」
らう「仕事…?…あ!ヤベッ!遅れる!」
れあ「いや、ぐっすり寝てたじゃん。神には連絡しとくからちゃんと食べて!」
らう「ふぁーい(はーい)」
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今日の仕事は……そこまで簡単じゃあないか
まぁいい、能力でぱぱっと終わらせちゃお
れあ「いってきま~す」
祢々「れ、れあ…?」
れあ「あ、どうしたの。祢々」
祢々「お、お留守番してたほうがいい…?し、新作のゲームが…」
れあ「そういやそうだったね、わかった、仕事前に買って祢々(ロボ)に渡すね?」
祢々「やったぁ!」
れあ「でもゲームに夢中になってお留守番がおろそかになったり祢々が動かなかったら没収」
祢々「えぇ?!なんでだよぉ…」
れあ「とりあえず、いってきま~す」
祢々「いってらっしゃーい」
…とりあえず、ゲーム買いに行くか…
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らう「フンフーン♪」
れあ「らう!?」
らう「うわっ!?れあ!?」
れあ「…仕事は?遅れるとはいったけどそんな遅れていいわけじゃないんだよ?」
らう「わかった、わかったごめんって…!だって、今日、新作のゲームが…モゴモゴ」
れあ「新作のゲームが?」
らう「ウゥ…新作のゲームが欲しかったんだもん!」
れあ「それなら買っとくよ、祢々に家に送ってもらうし」
らう「ほんと?!それより…なんでここにれあが?」
れあ「ギクッえーっと‥その…名前は言えないけど祢々を遠隔操作してる子からゲーム買ってほしいって」
らう「なるほどー!え、でもその子、同居してる…とは限らない‥?」
れあ「うん」
らう「きっぱり言ったぁぁぁぁ!」
れあ「教えたらすーぐ聞きに行くでしょ、だからだめ」
らう「ちぇーっ、あ、僕仕事あるんだった!じゃあゲーム頼んだよ!」
れあ「はいはい、わかったから気を付けてね〜!」
…やっぱらうは無邪気だな‥
れあ「(ボソリ)らうに知られたら全部終わるよね…」
チンピラ1「なにが終わるんだ?」
れあ「(頭をあげる)誰!?」
チンピラ2「(れあの手を掴む)こうやって掴んどけば能力使えねぇよな?」
れあ「はなしてっ!」
チンピラ1「お前、あんな奴といて楽しいか?」
れあ「はなしてってば!」
チンピラ1「あいつに真実教えたら、どーなるんだろうなぁ?」
れあ「っ!…」
チンピラ2「あ゙?もう黙んのか?つまんねぇやつだな!」
チンピラ1「おい、お前の生前晒されたくないか?」
れあ「なんでお前らが知ってるわけ!?」
チンピラ1「ある人に教えてもらったんだよ、ちなみに、チンピラ界隈では懸賞金がかかってる」
チンピラ2「意味がわかるよなぁ?」
…それって、うちの事を…!?
チンピラ1「とりあえず、こいつ連れて帰るぞ」
チンピラ2「あい、兄貴!おいこら歩け!」
れあ「…から…」
チンピラ1「あ゙?」
れあ「だから…はなせっていってんでしょ!?聴こえないわけ!?(チンピラ2を能力で壁まで突き飛ばす)」
チンピラ2「グハッバタッ」
チンピラ1「おいしっかりしろ!…てめぇ!やりやがったな…!?」
れあ「…もう、うちは…"私"は、お前らが知ってる綺羅星れあじゃない」
チンピラ1「フンッ呑気だな。そのうち痛い目見るぞ」
れあ「…痛い目なんて、見るのはそっちでしょ(能力で剣を出して刺す)」
チンピラ1「ガハッ…‥てめぇのこと…」
れあ「なに?」
チンピラ1「忘れ…ない…から‥な…ガクッ」
れあ「…祢々、ごめん死体の処理しといて。ゲームはちゃんと送るから(袋にゲームと死体を入れる」
祢々「…また過去のことで追われてるの?莉玲衣」
れあ「…祢々、その名前で呼ばないでっていつも言ってるじゃん、叶」
祢々「フッそっちだって、呼んでるくせに」
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…あ~あ、今日は朝から地獄だったなぁ…
神「おい、れあよ」
れあ「神、なに?」
神「お前さんもそろそろ天国の学校で行ってみてはどうじゃ?それならさなも…」
れあ「やめて!学校に行くのは…もう…こりごりだよ…」
神「‥れあ…」
れあ「あ、そうそう神、最近私がチンピラ界隈で懸賞金がかかってるとか話聞いたけど、?」
神「…」
れあ「どーゆーこと?説明して?」
神「実は…裏切り者が出たんじゃ。」
れあ「…裏切り者?」
神「そうじゃ、裏切り者がお前さんの情報を抜き取って発信したんじゃ、特定はまだできておらん」
れあ「‥それまでまた毎日あの騒動しなきゃならないの?」
神「…そうなる…かも…じゃな…」
れあ「はぁ…地獄かよ」
神「すまんのぉ、総出で探してるんじゃが、、、」
れあ「急ぎすぎてもだめでしょ、それは」
らう「なにが急ぎすぎてもダメなの〜?」
れあ「バッらう!?」
らう「(*´σー`)エヘヘ、神に用事あって来たんだ〜!」
れあ「だったら連絡いれてよ〜…」
今の会話、もしかして聞かれてた…!?
神「らうよ、今わしはれあと大事な話をしておったが、聞いたかい?」
らう「(・・?」
らう「大事な話してたの!?れあごめんっ!」
れあ「いや、いいけど…」
なんで謝るんだろ…
れあ「さて、もう夕方だし買い物して帰ろっかな」
祢々「…今日はハンバーグがいい、」
れあ「…祢々、らうがいるのに喋っていいの?らう、興味津々で目を光らせてるけど」
祢々「…あ」
らう「ねぇねぇ君っ!どこに住んでるの?あと今どこで遠隔操作してるのっ!?ねぇねぇ!」
祢々「…あ‥う…」
れあ「…らう、一気に質問とかしすぎ」
らう「あ、ごめん…」
れあ「それで、今日の晩御飯はハンバーグでいいわけ?」
らう「うん!あ、でも僕…仕事がまだあるから‥7時は過ぎるかな」
れあ「了解」
今は4時だから、十分時間ある…
らう「じゃあ残りの仕事してきま〜す!」
れあ「はいはい、気を付けてね〜!」
祢々「…今日は夜御飯手伝える」
れあ「そーだね、叶」
祢々「…だからその名前で呼ばないでって言ってんじゃん、莉玲衣」
れあ「あんたも呼んでるでしょ〜がっ!👊」
祢々「イテッ、祢々を殴らないでよ!」
れあ「うるさいっ!もとはといえばそっちが悪いでしょ!」
祢々「は〜!?勝負するわけ?負けるくせに!」
れあ「じゃあ今日のハンバーグ無くすよ?!」
神「仲いいのぉ‥」
れあ・祢々「仲良く無い!」
神「ふぉっふぉっふぉ、そーか、じゃあわしは帰るとするかのぉ」
れあ「うん、また明日」
祢々「‥また明日」