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快楽殺人者とゾンビ
紹介文にもかきましたが、怖くないし、グロテスクでもないです( ^ω^ )
今回はゾンビちゃん視点でかきます(*^ω^*)
私は、ゾンビ。なんか…突然生まれたみたい、親とかいないから。寂しくはないけどさぁ、つまんないよねぇ。
あ、久しぶりに人が来た!最近は人を驚かすのが趣味だからね。よし、驚かせてやるっ!
「ばぁ!」私は、歩いてきた女の人(少し幼く見えるけど…)に向かって、大声をあげた。(よし、驚いたかな?)…驚いたと思ったけど、驚かなかったみたい。残念に思って私は口をとがらせた。
すると、女の人がポケットに手を入れて何かを取り出したので、不思議に思って私は何を取り出したのか見ようとした。
女の人が取り出したのは綺麗にとがれた包丁だった。意外だったので私が見ていると、女の人は私に包丁を向けてきた。そして、躊躇なくぐさっと刺してきたのだ。
ゾンビだからか、痛くはないし、傷もできないけど、びっくりしたぁ…。「えっ!?」と、女の人は声をあげた。
「あれ…。貴方、なんで死んでないの!?刺した…よね?私…。」「はい!刺されましたよ!でも、私はゾンビなので!」私は、にっこり笑って言った。「えぇ…?ああ、ゾンビなんているんだ…。」女の人は驚いている様子でしばらく私のことを見つめていたが、ぽつんと言った。「貴方…大丈夫?」「えっ?」私が驚いたのも当然だ。だって、みんな驚いてばっかりで、ちゃんと話しかけられてこなかったから。(まぁ、驚かしていたら普通話しかけられないと思うけど…)嬉しいなぁ〜。すると、「服、破れてるとこ、あるけど…。」と女の人が言った。「あ、破れちゃって、ますけど、全然大丈夫ですよ」すると、女の人はぶつぶつと呟き始めた。
「よし、殺せないなら意味ないし、子供好きだし!」女の人がよくわかんないことを言ってる…!どういう反応すればいいんだろ…?「よし、私についてきて!」「え?」「私、快楽殺人者!『快楽』って呼んで!よろしくね!」そう言いながら、私の手をひっぱって、どこかに歩き出した。まぁ、ここの暮らしも好きじゃなかったし、ついて行ってみようかなぁ、と思ったので、私も歩き出した。「名前は?」歩きながら女の人…快楽さんが聞いてきた。そう聞かれると思っていなかったので、こう伝えた。「ゾンビ、です。」
新シリーズ、つくりました!「ミラーワールドへようこそ」がひと段落してから、と思っていましたが、結局つくってしまいました…(⌒-⌒; )今回の小説は長続きしすぎないよう、気をつけようと思います…( ^ω^ )