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王家の魔法使い ⑥
こんにちは。私は元日本人だったんだけど家が火事で燃えちゃってドルフィ王国の三女に生まれ変わった8歳のアリス(元環菜)。よろしく。実は私、魔法使いになったの。今日は光の魔法を覚えるんだって。
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「アリス、今日は光の魔法よ。裏庭に来て!」
「お姉様、今すぐ行きますのでお待ちくださ~い!」
裏庭についたら、今日は黄色の魔法陣ができていた。
「アリス、今日は光の魔法だから黄色の魔法陣なのよ。黄色の魔法陣に黄色のバンドをかざして、この魔法陣の中に入って!」
今日は本が光った。昨日倒した雲の名前が書いてある。
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--- クラウ ---
クラウとは、風で倒せる敵。クラウが大きければ大きいほど重くなる。小さかったら初級の敵となるが、大きければ中級の敵となる。クラウは水の魔法が当たると活性化して強くなる。また、光の魔法でも活性化して強くなる。だが、炎の魔法が苦手。炎の魔法の場合は炎でクラウを包んだら倒せるが、風の魔法の場合はクラウが風に乗ったらあとはその風をぶつけまくったら倒せる。
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クラウに関することが書かれていた。
「良かったわね。仲間が2匹に増えたね」
クラウは風の戦いの時に役に立つらしい。
「そうそう光の魔法はね、黄色のバンドを付けて「サンダー!」て叫んだら狙っているところに雷が落ちるのよ。「サンダー」の時に魔力を流しながら叫んだらより大きな(強い)雷が落ちるわ。あの的を狙ってやってみて!」
そう教えてくれた。それに従って思いっきり「サンダー!」と叫んだらその的が粉々になってしまった。これは危険な魔法だと思ったその時に
「ウーーーーーッ、ウーーーーーッ。MTGO(魔法使い出動)」
よぉし、今日も出番がやってきたぞー!私はさっきの黄色の魔法陣で城に帰って、ミサンガでそこまで飛んだ。もう、プロ並みに飛べてるんじゃない?
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着いた。今回は、鳥と戦うみたい。
「アリス、変身。サンダー!」
魔法を放ってから気づいたが、雷を当てたら真っ黒こげになるんじゃないかという心配があった。だが、鳥はその雷をかわして襲ってきた。そうしたらお姉様が叫んだ。
「アリス!練習していないけど「サンダーフェスティバル!」って叫んで!そうしたら雷が大量に落ちるから!」
私はお姉様の言った言葉をリピートした。
「サンダーフェスティバル!」
するとあたり一面雷だらけになった。雷がやんでから鳥に近づくと、鳥は小さく倒れていた。どうやら倒せたようだった。ちなみに鳥が強くなったのはその日は風が嵐のようになっていたかららしい。今回も鳥をお姉様に預けて城に帰った。今日もお母様に頑張ったねと褒められた。