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死神アルバイト⑵
怜
死神アルバイト⑵〜🎉出来れば毎日このシリーズを更新していきたいです!
「早く任務を始めよう!」『そうだな。』と全員が言った。
「で、今日はどんなところに行くんだ?」僕が聞く。「今日は魔女のいる館が目的地です。」と、案内人のソラ。「魔女か..魔術師の能力がカギとなりそうだ。」と僕。「そうだな。カイの言う通りだ。」そうそう。言い忘れていたけどカイというのは僕の名前だ。魔術師のヒカルに目線が集まる。「ふぅ、はいはい頑張りますよ。」あまり乗り気ではなさそうだったけど返事をした。「ソラ、案内してくれるかい?」「はい。」ソラはこくりとうなずいて歩き始めた。正確には浮遊しているので動き始めただろうか?何キロか歩き、目的地の少し手前に着いた。「ここから先は危険なのでくれぐれも注意して下さ...」注意してください。と言おうとした時ソラの足首に黒い影のような手が現れソラを下へと引きずっている。「た、助けて!」「呪いの処刑、ゴーストキル!」霊媒師のユイカが技を使う。黒い影のような手は粉になり消えていった。「大丈夫?」「はい、僕が注意しないとダメですね。」「平気平気、チームワークが大事よ!」「では、ここから先は皆さんにお任せします。」ソラは特殊能力に戦闘できるものがないのでひとまずここで待機し、司令塔にこの近辺の状況、情報を伝える。「ああ、じゃあな。」そう僕は言い、館の中へ入った。「なんだか暗くて不気味だな。」とヒカル。「そうね、地面に水が溜まっているわ。」足のくるぶしくらいまでの水が張っている。「特に危ないものではないただの水だから平気だ。」「だな。さっさと倒して帰ろうぜ。」とヒカル。「コンニチハァ〜」悪霊!!僕は思い切り釜を振り下ろした。「悪いがくたばってもらう。」そういう間に悪霊は溶け込むように消えていった。「カイ!ヒカル!」ユイカが叫んだ。『!?』僕とヒカルは後ろを振り向く。見ると、ユイカが悪霊に首を絞められて苦しそうにしていた。「アララ、オトモダチガイタナンテネ、ミエテナカッタワ。」「うぅ...」「ユイカになのするんだ!」「早く離せ!!」「ハナスツモリハナイワ、コノコハワタシノエサヨ。」「うっ」ついにユイカは気絶してしまった。悪霊は首を絞めるのをやめ、ユイカを抱っこしながら一緒に消えてしまった。「くそっ」「きっと大丈夫だ。ユイカなら良い方法を思いつく。」「そうだと良いな...」僕とヒカルは絶叫が混じった声で言った。
最後まで読んでくれてありがとうございます!ハラハラ、ドキドキの展開!気になる方は3巻もぜひもていただければと思います。