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第六話 ノクトヴィル関所
ドズル「それじゃ、関所に向かってしゅっぱーつ!」
ぼんじゅうる「…あのさ、そういえばさ、
ドズルさんってお尋ね者じゃなかったっけ?」
ドズル「そういえばそうじゃん…しかも…」
ドズル「黒髪紫目の人魚と…」
ぼんじゅうる「ゔ…」
ドズル「緑髪赤目のドラゴンと…」
おんりー「うっ…」
ドズル「白髪青目のエルフ…しかも幻の聖魔法が使える…」
おらふくん「うぅ…」
ドズル「そしてお尋ね者の金髪ムキムキ男…目立たないわけが無い!」
ドズル以外『確かに…』
ドズル「…フードで顔隠すかぁ〜…」
ドズル「奴隷狩りも怖いし。」
ぼんおら『ビクッ』
ぼんじゅうる「奴隷狩り…」
おらふくん「僕…売られる…?(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
ドズル「…ごめんごめん!気をつけてれば大丈夫だよ!ね!」
おんりー「ジー( ・ω・)」
ドズル「おんりーの視線が痛い…」
ドズル「とりあえず…頑張ってノクトヴィル関所を目指そう!」
ぼんじゅうる「このフードを被って!
もしも顔を見られても後ですぐ忘れる魔法がかかってるから!」
ドズル「ナイス、ぼんさん!よーし!しゅっぱーつ!」
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ドズル「もうちょっとで森を抜けられるよ!あそこがノクトヴィル関所だよ!」
ドズル「僕達は冒険者ってことで抜けるからね!」
ぼんじゅうる「OK!」
おんりー「わかった」
おらふくん「ちょっと不安だけど頑張る!」
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兵士「持ち物を見せてもらう」
ドズル「どうぞ!」
兵士「ふむふむ…特に持ち物は問題ない」
兵士「ここの関所を通る理由は?」
ドズル「僕達は冒険者なのですが、この国、
レオノスティア王国での依頼を終えたので、自分達の国に帰るために通りたいです」
兵士「…わかった、通っていいぞ」
ドズル「ありがとう」
てくてく…
おんりー「…」
ボコッ!
ぼんじゅうる「いった!なんで殴るの!?」
おんりー「…盗聴器。無言でいてよかったね」
ぼんじゅうる「…!?」
ドズル「完全にバレたね…ま!もう国外だし大丈夫でしょ!」
ドズル「それに、行き先もまだ決めてないし!」
グゥゥウウウウ…(お腹)
みんな『…』
おらふくん「…っ、///」
ドズル「…ご飯食べようか」
おんりーとぼんじゅうる『っ、賛成…っw』
おらふくん「笑うなぁっ!///」
ドズル「あそこの木陰で食べよう!」
おんりー「っ、さんっ、せいwww」
ぼんじゅうる「ドズルさ〜ん!おんりーが壊れた〜!
さっきのことでずっとツボってる〜!www」
おらふくん「黒歴史…爆誕…」
ドズル「…お腹の音にツボるおんりーと、それを笑ってツボに入るぼんじゅうる。」
ぼんじゅうる「っふぅ、笑いすぎてお腹痛い…」
おんりー「俺も…」
ぼんじゅうる「そしてお腹も空いた…召し上がれ…」
ポンッ!
ドズル「うわ〜!海の幸!最高!」
おんりー「俺ずっと森で暮らしてたから海の食べ物食べたことない…!」
おらふくん「僕も…!海に行ってないのに海の物食べてるってなんか不思議…」
ぼんじゅうる「ボソッ 共食い…」
ぼんじゅうる「でも…刺身うんま!え、ヤバい。めっちゃ美味しい」
ドズル「は〜!美味しかった〜!」
ぼんじゅうる「そういえば、こっからどうするの…?」
ドズル「ん〜確か… ゴソゴソ」
ドズル「てってれー!大陸の地図ー!」
おんりー「お腹に四次元ポケットがある青だぬきに怒られろ」
ドズル「あっ!ここから一番近い街は、ライオスっていう街らしい!」
ドズル「そこで冒険者ギルドに行って依頼をこなそうか!」