十五話　私が今ここにいる理由

ー流花ー 私が精神科医になると決めたのは、 小学6年生の時だった。 当時私には桃菜という大親友がいて、その子は 精神科通いだった。 親からの虐待を受けて、学校でも、いじめを受けていた。 桃菜は、私の大事な世界一の友達だった。 けど、あの日の屋上で飛び降り自殺をした。 いじめがエスカレートしていって、最近だと、 殴られたりけられたり、体育館倉庫に閉じ込められたり。 桃菜が虐められていなければ、助かったのかな？ なんで、精神疾患の子たちにこんなに大変な試練を与えるの？ しょうがないのかな？ でも、あの時、私に誰かを救えるような言葉の力があれば。 あの時、桃菜を、助けられたのかな？ そんなことを思って私は小学六年生という歳で、 将来の進路を決めた。 流花「桃菜、私、頑張ったよ？」 流花「ねぇ、褒めてよっ、、、桃菜が今隣にいたら、またあの時みたいに 　　　頭をなでながら頑張ったねって言ってくれたのｯ？」 桃菜『流花は頑張ってるよ』 流花「ねぇｯなんでｯなんであの時飛び降りちゃったのｯ？」 桃菜『ごめんね。この先の未来が見えなくて』 流花「ここに、桃菜がいたら、私は助けられたのかなぁ、ｗﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」 桃菜『ｯ...』 流花「あれ？もうｯ泣かないって決めたのになぁ、ｗ」 流花「でも、少しくらい、弱音を吐いてもいいよね？」 流花「私がそっちに行ったらまたあの時みたいに楽しく話そうね」