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#12
~次の日~
放課後
ザーザー
凛「雨だ。どうしよう傘がない」
桃香たちも部活でいないし、どうしよう
その時
琉河「傘ないの?俺の傘はいる?」
え?
凛「いい!いい、いい」
琉河「そんなこと言ってないで、風邪引くぞ?」
無理やり入れられた
こんなところ誰かに見られたら…
ってガン見されてるー!?!?
ランドセル背負ってるし、、小学生ぐらいかな?
でも違う学校だからまだ平気
あれ?
あの子彩華の妹にすごい似てる
あっ名札つけたままだ
『山代 友梨』
あ、やっぱり?
お願い!彩華に言わないで!
琉河「凛?どうした?」
凛「大丈夫!なんでもない」
そう言って笑って見せた。
琉河くんは、一瞬納得行かなそうな顔をしたが、すぐに笑顔になった。
小学生(女子)「きゃあああああああ!」
琉河「うるさいなぁ早く行こ」
凛「うん、でもちょっと可哀想じゃない?」
小学生(男子)「かわいい...」
琉河「だって凛、今日塾じゃん」
凛「あ...」
凛「じゃあ帰るよ...」
凛「みんな、ごめんね?」
小学生「は、はい///」
1時間30分後
凛「ただいまぁ」
そう言って私はソファに倒れ込んだ
つ、疲れた
30分延長してみんなに教えてあげてなんて無茶振り言わないでよぉ
あ、そういえば琉河くんが熱出したって聞いたけど、お見舞い、行ったほうがいいかな?
明日休日だし、おかゆでも持って行ってあげようかな
~次の日~
琉河くんのお母さん「凛ちゃんありがとう!琉河の部屋に持って行ってあげてくれる?」
凛「はい!わかりました!」
私の声は弾んでいた
琉河くんのお母さん綺麗だなぁ
ガチャ
琉河くん、寝てるし、置いておけばいいよね?
コトン
お茶とおかゆののったお盆を琉河くんの部屋の机に置き、部屋を出ようとしたその時ー
琉河「誰?」
凛「きゃあああああああ!」
琉河「リアクションデカすぎるだろ」
そう言って琉河くんは笑った。
琉河「なんで来たの?」
凛「おかゆを」
琉河「俺に?」
凛「うん」
琉河「じゃあ腹減ったしもらうな」
琉河「うま」
凛「よかったあ」
琉河「え?凛が作ったの?」
凛「うん?そうだよ」
琉河「あ、ありがと」
凛「うん!」
凛「じゃあ私は家に戻るね!」
琉河「うん」
やっぱり、ドキドキした
本当に恋って大変なことばっかり